
2022/12/23 - 2022/12/23
141位(同エリア208件中)
温泉旅人さん
この旅行記スケジュールを元に
その1に続き
北条鉄道法華口駅から鶉野飛行場に向かい、
大日本帝国姫路海軍航空隊の展示をしているSoraかさいを見学します。
法華口駅から徒歩でsoraかさいまで片道40分です。
北条鉄道
法華口12:52→粟生13:02
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よりによって今シーズン最強寒波の日に来てしまいました。
昨夜の雪が薄っすらと積もっています。
朝の気温は-2℃。法華口駅 駅
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法華口の北口には歩行者、レンタサイクル利用者のための塗装がしてあります。
法華口駅 駅
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鶉野飛行場に向けて歩いていくと
まず始めに見えるのが爆弾庫。 -
コンクリートの厚みは1mもあり、外からの攻撃にも耐えられるようになっています。
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こちらは素掘りの防空壕。
一見洞窟のよう。 -
竹藪の下に擬態するかのような防空壕も。
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海軍施設だった頃の入り口跡です。
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衛兵詰所も残っています。
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大阪から岡山にかけてはため池が多いですね。
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対空機銃座という戦闘機を攻撃するための機関銃を設置した場所が残ってます。
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流石に砲身はレプリカですが。
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ビルの地下のようにしっかり造られた巨大防空壕。
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丘っぽく見えるように形が工夫されています。
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法華口駅から歩くこと20分ほど。
鶉野飛行場がやっと見えました。
ここから特攻隊が鹿児島を経由して出撃した悲しい歴史が
滑走路としてそのまま残っています。 -
滑走路跡の横にぽつんと立つ小屋が防空壕跡を利用した資料館。
鶉野飛行場資料館 美術館・博物館
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滑走路の北の端にあるのが
2022年にオープンした姫路海軍航空隊資料展示施設、soraかさいです。 -
滑走路を均したローラーは外に無造作に展示されてます。
Soraカフェ グルメ・レストラン
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こちらは戦闘機、紫電改と、
soraかさい 名所・史跡
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九七式艦上攻撃機の
2機のレプリカがあります。
奥では歴史資料館として特攻隊や地元の方たちの動画や戦闘服の展示を見ることができます。soraかさい 名所・史跡
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帰りはルートを変え巨大防空壕へ。
こちらは通常中は見ることができません。
ガイドツアーでは入れるようです。 -
民家の敷地内にあるので防空壕の上は野菜が植えてあります。
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航空機の駐機場跡は神戸大学食資源教育センターとなっており
牛舎から鳴き声が。 -
田んぼの用水路は春には桜がきれいでしょうね。
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お店は法華口駅付近には少ないので駅横のセブンイレブンに入店したところ
関西の店舗限定で買えるお弁当を発見。法華口駅 駅
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高島とんちゃん丼を購入しました。
味噌ダレで味付けされた鶏を野菜と一緒に炒めたものです。法華口駅 駅
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では粟生方面へ戻ります。
その3に続く。粟生駅 駅
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この旅行記へのコメント (2)
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- ポポポさん 2023/01/27 00:38:21
- 興味が湧く飛行場ですね。
- はじめまして温泉旅人さん、今晩は。
鶉野飛行場の旅行記、興味深く拝見しました。鶉野飛行場は第二次世界大戦時海軍航空隊の飛行場との事ですが防空壕や爆弾庫、対空機銃座などがまだ当時のまま残っている飛行場が残っているとは知りませんでした。
私の県内にも海軍航空隊の飛行場がありますが現在は航空自衛隊の基地になっているため容易には中に入れません。そういう意味においても貴重な飛行場だと思います。
飛行場内には格納庫を彷彿させる資料館が再建され、中に2機の航空機があるんですね。
私も見てみたいです。ところで1機を九七式戦闘機と書かれていますがこれは間違いで、正しくは九七式艦上攻撃機(九七式艦攻)です。主に雷撃機として真珠湾攻撃からミッドウェイ海戦を経て南太平洋海戦まで海軍の主力雷撃機として使用されました。
もう1機は終戦末期に活躍した海軍の局地戦闘機ですね。零戦とともに名機と謳われた戦闘機です。
でも不思議に感じたのが紫電改は松山の343航空隊、通称剣部隊に集中配備されていたのでこの飛行場には無かったはずだという事です。
疑問に思ったので調べてみました。このレプリカの機体番号は343-23でした。この機体番号は343航空隊に実際に存在し搭乗員は笠井智一上飛曹、彼の出身は兵庫県丹波笹山市でした。
兵庫県の出身パイロットが紫電改のエースだったので加西市の有志達が紫電改のプレミアを作らせて鶉野飛行場に展示したという訳です。
これで納得がいきましたが稼働できる飛行機だとより盛り上がったでしょうね。
現在稼働可能な太平洋戦争時のオリジナルの航空機は日本には1機もありません。航空自衛隊浜松基地にある零戦は稼働可能ですが、わずかに飛行機の尾輪が後世造られものなので完全なオリジナルではないそうです。
40年前なら完全にオリジナルで飛行可能な戦闘機が京都嵐山にありました。
その戦闘機は陸軍四式戦疾風です。その飛行機は嵐山美術館という場所にあって、その美術館を運営するさる会社の社長自らがアメリカのコレクターから大枚をはたいて購入した稼働可能な戦闘機でした。
展示されていた場所が屋根付きの屋外で、警備員がいない状態下で操縦席に乗り込み自由で操縦桿が握れましたから、悪意のあるコレクターたちから部品を盗まれて稼働できなくなったそうです。社長の死後は後継者が美術館を引き継がなかったので多くは人手に渡り、動かない疾風も点々と所在を変え現在は鹿屋の航空自衛隊基地内にあるそうです。むろん今も稼働できない状態です。
疾風には戦後後日談があります。米軍が稼働可能で状態の良い疾風2機を本国に送ってアメリカのP-51ムスタングと模擬戦闘を行わせて機体性能の調査を行いました。
ガソリンはアメリカの航空ハイオクガソリンを使用しました。その結果全ての項目で疾風が勝ち、日本軍機の優秀さが証明されました。
P-51ムスタングとヘルダイバーは当時のアメリカ軍が世界一の戦闘機と豪語していた機体です。それに日本機が勝ったのですから軍部はもちろん航空技術陣も驚愕したそうです。
戦時中の日本の航空用ガソリンは質が悪く、飛行機の持つ性能の半分くらいしか能力が発揮できなかったことが戦後アメリカによって分かったのでした。
零戦ももっと性能が発揮できた戦闘機だったそうです。
このことにより日本の航空技術者に底知れぬ恐怖を抱いたためGHQは今後一切日本では航空機の生産を行ってはいけないとの厳しい措置を講じたのでした。
そのため現在まで国産の飛行機はYS11のみです。今も日本の空で飛んでいるのは外国製の飛行機だけです。
長くなりましたが何かのお役に立てれば幸いです。
ポポポ
- 温泉旅人さん からの返信 2023/01/28 11:17:27
- Re: 興味が湧く飛行場ですね。
- ポポポさん
はじめまして。
ご指摘ありがとうございます。
軍用機には全くの浅学で、パンフレットも有料のものだけだったので
おぼろげな記憶だけで記載していました。
周りにも軍用機好きがいるのですが
こちらにはあまり興味を唆られていなかったということも鑑み
とても行きにくい立地を考えると
年数回のイベント時ではないとおすすめは出来ないかと思います。
記述された機体性能調査については
館内でも述べられていましたね。
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