12月のブエノスアイレス ワールドカップとかクリスマスとか

12月１日

グループリーグ３試合目の日本-スペイン戦。メンドーサ旅行の帰りの日でした。試合開始に合わせて市内観光を早めに切り上げて空港へ。空港のワインバーにはテレビが２台。右が日本-スペインで左がドイツ-コスタリカ。

保安検査場がオープンして列に並んでいる最中に堂安選手田中選手のゴールで逆転。搭乗エリアにはテレビがなかったので近くにいた人のスマホでみんなで観戦。日本が勝って決勝トーナメント進出。周りの人とグータッチ。

12月３日

アルゼンチン-オーストラリア戦。戦前から正直これは勝てるんちゃう？というちょっと余裕の雰囲気でした。

https://www.youtube.com/watch?v=SGxAsLBQrfY

パブリックビューイング会場のそばの公園にはメッシのエアバルーンが。イラストやグッズになるといかつさが目立ってしまうメッシ。この日しか見られなくて残念。

12月５日

日本-クロアチア戦。アルゼンチン戦では満員の会場も他の国の試合ではガラガラ。

アルゼンチンやブラジル、フランスなどの強豪国の試合と比べるとちょっと退屈でした。PK戦を見ずに帰りましたが負けでしたね。今回のモロッコくらいまでは行けそうだった日本代表。次のワールドカップも楽しみです。

ハーフタイム中にフードコートで昼食を。

左下のフランス風のハンバーガーを。

ブルーチーズ、きのこと玉ねぎのソテーがはさまった美味しいハンバーガーでした。写真だといまいちですが。これをもう一度食べたくてあまり興味のなかった３決にも足を運びました。アルゼンチン戦の日にはあまりの混雑で食事どころではないので。

12月９日

アルゼンチン-オランダ戦。大会期間中はよく晴れて日差しは強いものの気温は30℃をちょっと超えるくらいで観戦日和だったブエノスアイレスでしたが、この日だけは熱波襲来で蒸し暑い日でした。

今大会いちばんの荒れた試合でした。ずっと木陰で観戦していましたが、とうとうPK戦になり大画面の前へ。大勢のアルゼンチン人のリアクションとスポーツ中継の実況が合わさって、現地での観戦とは違う楽しさが。

どの試合でも乳児を連れた家族をたくさん見たのですが、大歓声にも関わらず泣いている子をひとりも見かけませんでした。幼児もゲームの流れや勝利の意味を全部は把握していないのでしょうが、喜びに湧く親や上の兄弟の様子を見てなにかを感じているのでしょう。アルゼンチンのサッカー観戦英才教育。

https://www.youtube.com/watch?v=7fbp65o7-xY

12月13日

準決勝の日。16時からの試合に向けてスーパーでは皆さん買い出しの準備。いつもよりも長いレジ待ちの列が。

アルゼンチン-クロアチア戦。オランダとは違い、モドリッチをはじめ紳士ぞろいのクロアチア代表。ブーイングが出にくくちょっと応援のリズムが狂いましたが３-0の完勝で盛り上がりました。２点目３点目はすごかった。

スペイン語のサッカーの実況は基本的にボールが渡った選手の名前を次々に連呼するだけなのですが、このリズム感が南米のサッカーのスタイルをつくってると思うの。

https://www.youtube.com/watch?v=VH-FJhYbP_4

12月14日

フランス-モロッコ戦。決勝の相手がどちらになるかを見に。国歌斉唱で起立していたフランスの応援団。

同じくモロッコの応援団。

いちごのスムージーで涼をとります。

決勝の相手はやはりフランスでした。前回優勝の強豪国にチャレンジャーとして望むぞ、というスタンスでした。

試合後にセントロへ。クリスマス仕様のガレリア・パシフィコへ。

中央の吹き抜けの大きなツリーが毎年の風物詩です。

12月16日

クリスマス仕様のチョコレートを買いにカカワチョコレートへ。

工事現場もアルゼンチン代表を応援しています。

12月17日

翌日はいよいよ決勝戦。エコパークではクリスマスのイベントが。

パレルモのパブリックビューイング会場のそばに大型ディスプレイをもう一台増設中でした。

３決のクロアチア-モロッコ戦へ。横断歩道もアルゼンチンカラー。

あまり重要ではない試合なので会場を回ります。入口正面にある代表チームのパネル。

これまでの代表チームの活躍を紹介したパネル。コパ・アメリカ、フィナリッシマに続く優勝は目の前です。

会場中央のベンチ席。日除けがないし画面が遠いのであまりメリットないかも。

ゲームコーナーもありました。

選手の身長に合わせたヘディング体験。

ボールのオブジェ。

大会会場のマスコットのボッティくん。

決勝戦に向けて、サブのディスプレイ前にはアルゼンチンカラーのじゅうたんが。

12月20日

18日の決勝戦はロサリオで観戦。翌々日の未明に帰国した優勝メンバーがオベリスコまで優勝パレードをするというので、生メッシ見たさにでかけました。道路の電光掲示板も優勝を祝っています。

この日は国民の祝日となりました。前日の夕方に急遽大統領が決めたのですが、代表メンバーは大統領府のカサ・ロサダに寄らず、大統領にも会いたがりませんでした。はは。

オベリスコのプロジェクタに登って国旗を振る男。オベリスコの内部に侵入して頂上まで登った輩もいました。こちらはたぶん逮捕されたはず。

優勝メンバーを乗せたバスは11時にエセイサ空港のそばにあるアルゼンチンサッカー協会の宿舎を出発して12時半にオベリスコに到着予定でしたが、あまりの人出にバスは進まず高速道路も人でふさがれてしまったので、途中からヘリに乗り換えて７月９日大通りを旋回しただけでした。残念。

パレードを終えて夕方にはそれぞれの故郷へ帰っていく代表メンバー。凱旋パレードをして市長から表彰を受けたりＴＶのニュースで家族のインタビューがあったりは日本と一緒ですね。メッシはプライベートジェットでロサリオへ帰郷。ウルグアイのスアレス選手の家族や元スペイン代表のイニエスタ選手の家族が合流してクリスマス休暇を過ごしています。

バス停のひさしに登る人たちは海外のニュースでも報道されているはず。

選手たちは見られなくても祝祭は続くのです。

日曜から続くお祭り騒ぎで道路にはゴミが目立ちましたが、たくさんの清掃作業員が楽しんで働いていました。

電車で帰ろうと思いましたがあまりの混雑にあきらめて、

バスを乗り継いで帰りました。

パブリックビューイングに通い詰めたせいで日焼け止めの減りが速い速い。パレルモにあるキールズのショップへ行く途中にあったキッチンツールのお店のクリスマスディスプレイ。

ついでに近くにあったラパヌイでクリスマス仕様のチョコレートを。チョコの人形は熊のやつがかわいかったのですが、黒マッチョのサンタのほうをネタとして買いました。シナモンがきいたジンジャークッキーもおいしくて一気に食べてしまった。

カカワチョコレートのほうはこんなかんじ。ジンジャークッキーも買ったのですが、モソモソしてていまいちでした。が、チョコレートの方はあいかわらずおいしくて美しい。

ワールドカップにかまけてクリスマスの準備を何もしていないという今年の12月のアルゼンチンあるある。私はごちそうを買い込んだり家を飾りつけたりということはないのですが、年末年始のペンギンを見に行く旅行の準備です。というわけで今年最後の旅行記。みなさまよいお年を。