2018/02/03 - 2018/02/05
3位(同エリア71件中)
Takashiさん
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ンゴロンゴロクレーターは直径20 kmほどの巨大なカルデラだ。火口壁の高さは高いところで600 mに達する。ほほ平らな火口原に人は住んでいない。この壮大な景色を眺めるのはタンザニア旅行のハイライトの1つである。
私達は火口壁の一角に建つアンドビヨンド・ンゴロンゴロクレーターロッジに滞在した。ここでは部屋からクレーターを見下ろすことが出来る。そして火口壁を歩くハイキングでクレーターの美しさを堪能した。翌日、サファリカーで火口原に降りた。広がるサバンナは緑で、様々な動物が棲んでいた。ヌーの出産まで始まっていた。
ディナーの席で金婚を祝って頂けるサプライズもついた。さらに、セレンゲティに向かう飛行機はクレーターの上を飛び、美しいクレーターに別れを告げることが出来た。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 航空会社
- カタール航空
-
2月3日。マニャラ湖空港で待っていたアンドビヨンドの車に乗り込んだ。しばらくして相方の夫婦も到着した。イギリス人でバードウォッチングが趣味。この人たちと行動を共にするが、良いチームになりそうだ。
サファリカーはやはりランドクルーザー。シートは広く中央に2席、後方に2席そして助手席である。天井を開けることが出来る。
車は快適な道を走った。日本の援助で出来たそうで、橋に日の丸が見えた。そして未舗装の道に入りしばらく行くとンゴロンゴロクレーターの展望台だ。
手前に駐車しているのが私達のサファリカー。ンゴロンゴロ保全地域 サファリ・動物観察
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展望台は、初めのうちは混み合っていたが、やがて人影がまばらになった。
晴れた日にンゴロンゴロクレーターを眺めるのが目標の一つだったが、早くも実現した。曇り、雨、そして霧の日もあるだろうから幸運だ。 -
さらに走ってクレーターロッジ、正式にはアンドビヨンド・ンゴロンゴロクレーターロッジに着いた。クレーターの縁に建てられたロッジは数が少なく、その貴重な1つである。全体で30室しかなく、3つに分けられている。私達が滞在するのはツリーキャンプ。
ツリーキャンプのセントラルロッジは開放部が広く、落ち着いた作りだ。 -
ベランダからは、クレーターが見える。宣伝のイメージ通りである。
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セントラルロッジの上方に、幾つかのコテージが散在する。
私達のコテージに案内された。豪華な内装だ。 -
ベランダからはやはりクレーターが見える。
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いい景色だ。
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バス。
窓からクレーターが見えるそうだ。 -
シャワースペース。
東アフリカで屈指の豪華サファリロッジだというのは、本当である。 -
午後4時、サファリカーで出発した。クレーターの縁を歩くプログラムに参加したのである。といっても、参加者は私達夫婦だけだ。1人32ドルの追加と格安だ。
ガイドと共に銃を持ったレンジャーが付き添ってくれるから豪勢である。
車でしばらく走って、まず平地を歩いた。少し草の上も歩いた。私は歩く準備をせず、ウォーキングシューズのままだった。部屋にはサファリ用の長靴があったはずで、これをはいてくるべきだった。わずかにダニにかまれたのである。見知らぬ所でダニとつきあうべきではない。ダニ感染症の中には抗生物質が効くのもあるので、予防的に呑んでおいた。むろん何事もなかった。 -
イチオシ
クレーターの縁に出た。絶景である。歩いている人は殆ど居ない。
クレーター全体をカメラに収めることが出来ないので、まず南側を撮った。 -
少し経ってから北側。
私達は景色を眺めながら火口壁を歩いて行った。 -
南側のアップ。壁が見事だ。
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北側のアップ。
夕方の穏やかな日差しの下で、クレーターは平和そのものに見えた。
30分以上、クレーターの眺めを楽しんで、私達は車に帰った。これでンゴロンゴロクレーターに来た甲斐があったと思わせる素晴らしい時だった。 -
ディナーは7時半から。といってもまずワインやスパークリングワインを飲みながら、ラウンジでの談笑である。アンドビヨンドは南アフリカの会社だからフリーのワインは上質である。
今日は金婚を祝ってシャンパンを取ろうかと思ったが止めた。スパークリングワインが美味しくこれで十分だったのである。
ディナーはコースディナーで内容を選択できた。とても美味しい食事だった。写真はメインのビーフ料理。 -
2月4日。 サファリの日だ。朝6時に集合して出発。夜明けのクレーターを見下ろした。早朝の方が空いていていいのだ。
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早速、サファリカーでクレーターの中に降りていった。クレーターの中は緑に満ちている。
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ヌーの群れが見える。
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離れヌーも。
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シマウマの群れが歩いて行く。
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数頭のライオンが活動している。
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違うグループのライオンが遭遇して争いとなった。
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イチオシ
水を飲むライオン。
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朝食はピクニックサイトで摂った。
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嬉しいことにヌーの赤ちゃんがいた。前にいるヌーの真ん中、茶色っぽいのがそうである。ヌーの赤ちゃんを是非見たいと思っていたが、年によって出産時期がずれることがあるので、心配していたのだ。これは大丈夫と安心した。
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今度は2匹の赤ちゃんを同時に見た。右側の赤ちゃんの近くにはへその緒が見えるので産まれたばかりだろう。
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少しすると母親は座り込んでしまった。赤ちゃんはへっぴり腰だ。
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遠くにクロサイが見えた。小さいのは子供だろうか。ンゴロンゴロクレーターはクロサイが見られる場所として貴重なのである。
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色々な動物が活動している。
ハイエナは綺麗とはいえない。 -
でも、ハイエナの赤ちゃんは可愛い。
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イボイノシシの母親が赤ちゃんに授乳している。
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イチオシ
鳥も沢山いた。これはホオジロカンムリヅル(gray crowned crane)。
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ツキノワテリムク (superb starling)。 綺麗な小鳥だ。セレンゲティでは何度も出会った。
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ミズベイシチドリ (water thick-knee)。
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アオハシコウ (Abdim's stork)。
この他にも沢山の鳥がいた。相方のイギリス人は克明に記録していて、今日だけで41種の鳥に出会ったと喜んでいた。
2時頃ロッジに帰り、昼食後は休憩。 -
夕食はバラの花を飾ったテーブルに通された。金婚記念の嬉しいサプライズである。
予期していなかったので、いつものカメラは持ってこなかった。コンデジで撮ってもらった写真から切り出した。 -
さらにデザートになって、10人ほどのスタッフが、珍しい楽器などを奏でながら、ハッピーアニバーサリーと歌って入ってきた。手には記念のケーキを持っている。
写真は入り口を入ってきたところ。動きが激しくボケてしまった。
最高の演出と大喜びした。 -
イチオシ
2月5日。出発の日だ。クレーターを見下ろしながら朝食を頂いた。
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マニャラ湖空港まで送ってもらって、セレンゲティ行きの小型機に乗り込んだ。
出発してしばらくすると前方に山が見えてきた。何とンゴロンゴロクレーターの火口壁であった。飛行機はクレーターの真上を飛んだ。 -
火口原の柔らかな緑が印象的だ。
こうして、お天気にも恵まれ、ンゴロンゴロクレーターの旅は大成功のうちに終わった。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- cheriko330さん 2018/03/03 17:46:08
- 金婚式おめでとうございます ☆・゚:*
- Takashiさん、こんにちは♪
ご無沙汰しておりました。第一作目の時にコメントと
思いながら次の分もアップされました_(._.)_
今年は早々のご旅行だったのですね。
金婚式をお迎えになられるとのことで、心よりお祝い
申し上げます。何でも3割弱の方しか迎えられない
そうです。次はダイアモンド婚式を目指して下さい。
ンゴロンゴロクレーター、何とも愉快な名前ですね。
もちろん初めて聞く場所です。
なかなか見れない景色で、別世界のようです☆
火口壁も歩かれて、貴重な経験でした。
やっぱり、ダニもいるのですね。備えあればで
良かったです。
動物や鳥の写真も生き生きと撮れていますね。
Takashiさん腕前ならではです。水鏡に映った
ライオンの写真は間違いくイチオシです。
動物の赤ちゃんたちも可愛い♪ それでこの時期を
狙ったのですね。
サプライズのお祝いには喜びが溢れていました。
また続きも目が離せません。
楽しみにしています。
cheriko330
- Takashiさん からの返信 2018/03/03 20:41:11
- RE: 金婚式おめでとうございます ☆・゚:*
- cheriko330 さん
こんばんは
コメントを大変有り難うございます
随分前にアラスカクルーズに行ったとき、金婚式の人というコールに答えて、カップルが現れてシャンパンをもらいました(私達も日本からの人といわれてもらいましたが)。その時は、凄い年の人たちだなと思って、自分たちがそうなる状況は考えませんでした。年月は意外に早く過ぎる物です。勇気づけられて、次も目指しましょうか。
ンゴロンゴロクレーターは素晴しかったです。私は高所恐怖症のくせに崖が好きなのですが、これは1つの究極の姿だと思いました。中の平原は緑で、動物も多く、エデンの園だと言う人が居るのも納得です。
そうなんです。可愛い赤ちゃん達と繁殖期の姿を狙っていきました。セレンゲティがその点で一番素晴しく、もうすぐ投稿しますので、また見てください。
アンドビヨンドの人たちはとてもセンスが良く、サプライズには2人とも大感激でした。クレーター壁を歩いたり、マニャラ湖で日の出を見せたりというのも、彼らのセンスの良さの表れです。
Takashi
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