2013/07/21 - 2013/07/28
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はなだいこさん
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ペナン島の北西、テロッ・バハンからペナン国立公園に入って山の中を歩き、パンタイ・ケラチュットに行ってきました。
たくさんの写真を撮りながらのんびりと、休み休み歩いて、公園西側の海岸まで1時間30分。
人のほとんどいない、静かで綺麗なビーチでした。
帰りは迎えの時刻を指定してチャーターしたボートで、岬を回り、モンキービーチを右手に見送りつつ帰還。
1週間滞在のペナンで、最も気持ちの良い1日になりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ホテルの近く、ジョージタウンはチュリア通りのバス停から101番のバスに乗り、終点のテロッ・バハンに向かいます。
せっかくだから一番前の席で。
4RM。
120円。
終点近くでバスが明らかに違う南の方向に曲がり、そのまま延々と走り続けるので、運転手に「テロッ・バハン」と声をかけると、「戻るから心配するな」と言うジェスチャーが返ってきました。
どういう事かと思っていたら、「バタフライ!」の声と共にようやくバスが停車し、1人の旅行者らしき女性が降りていきました。
そしてUターン。
どうもその女性のために回り道して「バタフライ・ファーム」に寄ったようです。
ガイドブックには「バタフライ・ファーム」方面に向かうバスは非常に少ないので、タクシーをチャーターするしかない、とあったのですが、運転手に頼めば寄ってくれるみたいです。
しかし、帰りはどうするんだろう?
タクシーが流しているような場所じゃないし・・・。 -
50分近く走ってやっと到着。
何件かの「チャーターボート屋」が有るのみの、殺風景な場所で降ろされます。
食事が出来そうなところも見当たりません。 -
公園の門を入った所に「ペナン国立公園インフォメーションセンター」があり、名前や入場時刻などを所定の用紙に書き込みます。
入場無料。
建物の裏手がなだらかな山になっていて、その山を越えればパンタイ・ケラチュットのビーチですが、 -
右手に漁港らしき光景と
-
海に向かって伸びる長い木製の桟橋が見えたので、行ってみることに。
-
桟橋の手前にはこんな看板。
絵を見れば言わんとすることは判ります。
下から3番目は「いちゃいちゃ禁止!」 -
途中から左に折れた桟橋は、少し細くなってさらに先へ伸び、
-
ここが先端。
団体さんが船を2台チャーターして大荷物を積みこみ、大騒ぎで出航していきました。 -
足の下は海。
-
振り返ればなだらかな山。
目指すビーチに向かいましょう。 -
私達の目的地はF地点。
人気(らしい)の「モンキービーチ」はD地点です。
インフォメーションセンター前の看板によると、F地点までは山を越えて1時間20分。
天気は快晴でとても暑く、歩いて往復の山越えは厳しそう。
とはいえ、行き帰りともボートってのもつまらないし。 -
そこで、1軒のチャターボート屋に話を聞きに行きました。
すると、パンタイ・ケラチュットのビーチまでの送りは80RM、迎えは70RMだと言います(往復依頼時は不明)。
とりあえず、行きは歩いてみて帰りをどうするかはあっちで決めようと思いましたが、ビーチにボートは待機していないとの事。
帰り船が必要なら、今ここで迎えの時刻を指定し予約してくれと言われました。
結局2時間半後の迎えを頼むことにしました。
乗船人数と船の番号が書かれた領収書を手に出発です。
「2名」と書かれてしまったので、ビーチで疲れた人に声をかけ、「30RMであたしのボートに乗せてあげるわよ」という小遣いかせぎの客引きが出来ません・・・って、やりませんが。 -
門をくぐってしばらくの間は
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海沿いの平坦な道。
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砂浜に出てみますが、水も砂もあまり綺麗ではありません。
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陽気なアメリカ娘(夫の決めつけ)のあとに続いて、短い揺れる吊り橋を渡ると
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蔓のブランコ。
重量過多で、お尻が地面に着きそう。 -
ここで道が左右に分かれます。
右に向かえばモンキービーチ、
左に折れればパンタイ・ケラチュット。
アメリカ娘(?)を右に見送り、私達は左の道を進みます。 -
緩やかな登りは少しだけで
-
その後しばらくは、少しばかりキツイ階段。
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良く整備された土の道は湿っているけれど、土の性質がそうなのか、滑るようなことはありません。
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倒木をまたぎ
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小さな水の流れを越え
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東屋で休む人たちを見送って先に進みます。
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たくさんの木々で日が遮られた山道は思ったほど暑くなく、
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岩場を切り開いた道は、ひんやりとしています。
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頂上かな?と思われる地点まで、のんびり歩いて50分。
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その先は初めての急な下り。
湿っているのに滑らないので、安心して下れます。 -
南国風の草木。
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再び倒木を跨いで
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水場を越えます。
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またもや倒木・・・、とその時
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ガサガサという「生物音」に上を見上げると、小さな猿が数頭、枝から枝へと飛び移っていました。
ちょっと見にくいけれど、拡大すると真ん中あたりに猿の影が見えます。 -
暗かったら不気味だろうな、という道も、明るいので大丈夫。
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ビーチまで500mの辺りからは
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足元が砂地になりました。
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頭上と前面が開けてきたところに橋が現れ、そこを渡ると
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ゴール。
パンタイ・ケラチュットのビーチに到着しました。 -
これが橋側から見たビーチの全景です・・・って、判りにくいですね?。
我ながら恥ずかしい。
出発地の海岸とは比べものにならないくらい、海も砂浜も綺麗です。
「ペナンの海は汚い」
と聞いていましたが、この海岸は別物。 -
これは反対側から撮った一枚。
夫も私も「ビーチに行くこと」には興味があったけれど、ビーチ自体(ペナンの海)にはあまり関心がなかったので、「これがパンタイ・ケラチュットのビーチだ」と自慢できるような写真を撮っていませんでした。
期待された方がいらっしゃったらゴメンナサイ。 -
砂浜の立ち上がりは急で奥行きは狭く、一段高いところにはたくさんの木々が木陰を作っています。
-
小さな休憩所で休んでいると、からっとした気持ちいい風が吹いてきてほっと一息。
木陰は本当に涼しい。 -
こちらは靴を脱いで横になれる広い休憩所。
先に2艘の船で港を出た団体が休んでいました。
子供もいるのに誰も海には入っていません。
私達もペナンの海には期待していなかったので、水着はホテルに置いたままです。
「これだけ綺麗なら持ってくれば良かった!」
と、残念がる夫。 -
亀が産卵のために上陸するビーチのようです。
「この先に亀のサンクチュアリ有り」との看板につられて先に進むと -
亀の保護施設兼啓蒙施設のような建物がありました。
-
施設の庭には亀の赤ちゃん。
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もう少し大きくなって甲羅が硬くなる頃まで置いておくんでしょうか?
-
建物の中には、卵の殻を破った亀の赤ちゃんが地上に出てくる場所を網で囲った模型がありました。
-
実物がこれ。
たぶん「何月何日産卵」と書かれているのだろう標識が、網の中にありました。 -
サンクチュアリのすぐ裏手には、緑の山が迫ります。
船の到着時間まであと20分。
砂浜だけの暑い海岸は、海に入らないとなると少々退屈で、待ち時間の20分の長いこと。 -
予定の時刻に船が現れ、ホッとしました。
-
ボートから眺めるビーチと橋。
-
一路、港を目指します。
-
ボートを操るお兄さんの飛ばすこと!
あっという間にビーチは遙かかなたへ。 -
と、急にスピードを落としたお兄さんから「イーグル!」との叫びが。
大きな鷲が羽ばたいていました。 -
途中右手に見えたのはモンキービーチ。
たくさんの人。 -
再びスピードが落ち、「タートル!」
振り向けば亀の形の岩でした。 -
そして今度は「クロコダイル!」
-
右手の樹上には鷲がもう一羽。
-
20分ほど走ると港が見え
-
桟橋が現れ
-
クルーズの終了です。
行きはのんびり歩いて山越え、帰りはボートから山と海岸線を眺めながら楽々帰還。
正解でした。
今度来る時は、バタフライファーム方面にチャレンジしてみようかな。 -
以下はおまけ。(担当は夫)
旅先のホテルの高いクリーニングサービスを利用する気になれない私達は、2日に一回、自分達で洗濯したあと、こんな風にしていました。 -
出来るだけ良くしぼった衣類を、大きな物はバスタオルに、小さな物はフェイスタオルに広げて乗せ、
-
端からぐるぐる巻いていきます。
-
巻き終わったら
-
青竹踏みの要領で何度も足踏み。
これを広げて干せば、乾きの早いこと。
旅プロの永六輔さんに教わった方法です。
しかし今回は21日間の長旅。
ペナンだけでも1週間。
そこで街なかの洗濯屋さんを探してみました。 -
あちこち歩き回ってみつけたのは、Cintra(シントラ)通りを北上してChulia(チュリア)通りにぶつかったら左折し、20mほど行った左手にあるこの店。
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次の店より見てくれは綺麗で
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写真ではボケているけれど、1kg5RMの表示。
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もう1軒はその先の、テロッ・バハン行きのバスに乗ったバス停を越えた所にある
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この看板の
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この店。
さしたる理由もなく、こっちが良いかなと思って主人らしき人に声をかけると -
なんと、日本語が堪能な現地人のご主人。
そして奥さん。
以前吉祥寺の中華料理店で10年間料理人をやっていた事があるそうです。
穏和で明るく親切な、何とも気持ちの良いご主人でした。 -
1kg4.5RM。
持参の衣類は、だいぶ汗を吸っていたので900g。 -
請求されたのは4RMでした。
明朗会計。
そしてたったの120円!
出したのは遅い午後で(時刻は失念)、仕上がりは明日の17時とのこと。
「明日の朝10時に出来ませんか?」と聞くと、ちょっと困ったように微笑みながら「出来るけれど忙しい」と言うので、こちらも急いでいるわけではないし、夕刻取りに来ることにしました。 -
きちんとたたまれ、ひとまとめにされて渡された衣類。
代金の支払いはその時。 -
お願いしたのはこれだけです。
(ちなみに、写真は洗濯後の物ですから匂いませんよ)
それにしてもたったの120円で仕上がりも上等。
良い店を見つけました。
この後行くホーチミン・ダナン・バンコクでも街なかの洗濯屋を探してみましょう。
最後のバンコクで見つかれば、旅行カバンの中に汚れ物無しで帰って来られる訳だし。 -
も一つおまけ。
Campbell(キャンベル)通りにたくさんある貴金属店の店頭には、こんな具合に小銃を抱えたガードマンがいます。
恐る恐る写真を撮っても良いかと聞くと、銃身を持ち上げ、スッと姿勢を正してくれました。 -
さらにおまけ。
こちらは1軒目の洗濯屋さん近く(チュリア通り)に夜な夜な出没するお姉様方。
カメラを指さし、「OK?」と聞くと、にこやかに幾つものポーズをとってくれました。 -
次の日の夕刻、洗濯物を取りに行くと、洗濯屋の裏手にいた女性に声をかけられました。
誰かと思ったらこのお姉さん。
仕事にかかる前の普段着姿だったこともあってすぐには判らず、きょとんとしていると、私のカメラを指さしながら、「ほら、ゆうべそのカメラで写真を撮ってもらったあたしよ!」(意訳?想像訳?)と、にこやかに挨拶されました。 -
こちらも同じく夜の蝶。
東南アジアに行くと私もちょくちょく声をかけられますが、
なんせ私の海外旅行は、どこへ行くにもオンナお持ち込み。
奥さん同伴。
だから一度もお世話になったことはありません・・・て、
ホントだってば! -
次々と色々なポーズをとってくれます。
「お金を要求されるかな?(要求されたらいくらかは払わなければ)」と思っていましたがそんな事もなく、互いに手を振って別れました。
この街にはこんな顔もあるぞ、ということで・・・。
以上で全編の終了です。
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この旅行記へのコメント (5)
-
- 潮来メジロさん 2014/10/16 19:13:08
- シロハラウミワシですね。ヾ(^o^)
- はなだいこさん、こんばんは! ヾ(^o^)
毎度、訪問&投票ありがとうございました。
> と、急にスピードを落としたお兄さんから「イーグル!」との叫びが。
>
> 大きな鷲が羽ばたいていました。
この鷲は、和名シロハラウミワシ(白腹海鷲、英名:White-billed Sea Eagle)ですね。
私は実物はまだ見た事がありません。羨ましい〜。(^_^;
ではまた・・・。(^o^)/~~~
(潮来メジロ)
- はなだいこさん からの返信 2014/10/18 10:25:20
- ウミウシでなく
- 潮来メジロさん おはようございます
スキューバダイビングをやるもので、ウミウシは良く知っているのですが、海鷲なんていう鷲がいるんですね〜。
先日鎌倉の稲村ヶ崎で、手にしていた唐揚げを鳶にさらわれたカップルを間近で見ましたが、私達、たぶん鳶も鷲も区別が付かないかもしれません。
鷲も人の手から食べ物を攫っていったりするんでしょうか?
海鷲は遠目だったので大きさは良く判らなかったけれど、貫禄充分。
まぐれみたいになんとか写真に収まってくれました。
はなだいこ
- 潮来メジロさん からの返信 2014/10/18 17:21:44
- RE: ウミウシでなく
- はなだいこさん、こんばんは! ヾ(^o^)
> 先日鎌倉の稲村ヶ崎で、手にしていた唐揚げを鳶にさらわれたカップルを間近で見ましたが、私達、たぶん鳶も鷲も区別が付かないかもしれません。
> 鷲も人の手から食べ物を攫っていったりするんでしょうか?
鎌倉の稲村ヶ崎には、私もバードウォッチングで訪れた事があります。
「鳶に注意」の看板がありましたね。
歌の文句に「トンビに油揚げさらわれた〜♪」というのがありますが、私はまだ人間の食べ物を捕るのを見た事がありません。
でも、死肉を食べるので、水産加工場や養魚場周辺などに多数の鳶が集まっているのを見た事があります。
シロハラウミワシは魚を食べますが、トビのように死肉を好んで食べないので、人の手から食べ物を獲ったりする事はないと思います。
> 海鷲は遠目だったので大きさは良く判らなかったけれど、貫禄充分。
> まぐれみたいになんとか写真に収まってくれました。
シロハラウミワシは、体長75cm〜85cm、翼開長さ2m弱という事ですから、鳶より大きいですが、北海道で見られるオオワシやオジロワシより小さいです。
でも、さすが鷲だけあって、かっこいいですよね。
ではまた・・・。(^o^)/~~~
(潮来メジロ)
-
- saikai99さん 2013/09/08 17:21:19
- 初めまして(^^♪
- はなだいこさん こんにちゎ♪
残暑はきびしい9月ですが、夜には「鈴虫」が軽やかなメロディを
聞かせてくれ、、、秋の訪れです
あの蒸し暑いペナンでは1Wも滞在されたのですか。。。
ご夫妻でのトレッキングがお好きな様ですネ
私メも、ペナンにはアジアンクルーズと今年1月の2度ほど
訪れました
バタフライファーム行きを期待していましたが ダメでした
クリーニングは重量ですか? そして120円とは。。。
現地価格にしてもお安いですよね
街角のヒト?。。。はオカマさんでしょうか(苦笑)
今後ともよろしくお願いします。
saikai99
- はなだいこさん からの返信 2013/09/12 11:43:50
- こんにちは
- saikai99さんもいらっしゃったペナン、
ロングステイ先として人気の街らしいですね。
訪問中は知りませんでした。
確かに物価は安くて、美味しい店があちこちにあって、町並みも落ち着いていて、人は穏やかで、何よりもドリアンが安くて美味しくて(最後は夫の特殊な意見)。
でもあの蒸し蒸しの暑さにはまいりました。
ロングステイの皆さん、昼間はどう過ごしているのでしょう?
ところで街角のオネエさんですが・・・・
実は、夫が写真に撮らなかったもう1人、という方がいて、夫によるとそのオネエさんは明らかにオニイさん(笑)だったけれど、写真の2人はちゃんとした(?)オネエさんだろう、との事です。
ご訪問と投票、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします!
はなだいこ
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