2010/06/24 - 2010/07/02
34位(同エリア192件中)
クッキーさん
ドイツ観光2日目です。今日はノイシュバンシュタイン城を訪れます。
前日、バスでフュッセンをあっというまに通り過ぎ、ホーエンシュバンガウに到着してしまったために、なにか拍子抜けした印象でした。私の気持ちの中では、山道を走り、そこに突如として現れるお城、というイメージがあったのですが。
交通機関の乗り継ぎもなく、名所から名所へのピンポイント移動は、ツアーならではの利点でしょうか。反面、それぞれの街の印象がほとんどないという欠点でもあるようです。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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朝早くから観光客を待つ馬車。
今朝の朝食は7時からと早かったので手早く済ませた後、すぐ近くにあるアルプ湖のほとりを散策してきました。道路にはたくさんの落し物。これは、君たちのものですよね。 -
前日に泊ったホテル・ミューラーから見えるホーエンシュヴァンガウ城。12世紀に築かれて荒れ果てていた城を、ルートヴィヒ2世の父が再建し、夏の間の狩りの城として使用したとか。こぢんまりとした小さな城でした。
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ホテルを8時にチェックアウトした後、案内されたのはショッピングのための土産物店。ショッピングタイムはほとんど1時間もあったので、ホーエンシュヴァンガウ城まで行くことにしました。
馬車が待機していたホテルの先の道を登ります。階段も少しありますが、整備されていて、20分くらいで登れます。 -
内部の見学は9時からなので(4月〜9月)見学はできません。中庭への門が開いていたのでいいかなと思いつつ中へ。
この決断は正解でした。外から見るよりも、もっと城らしくて素敵でした。無料ですしね。 -
中庭をぐるっと廻ると、登ってきた小路の反対側に出るようです。馬車はこの坂道を通って観光客を案内するんですね。
その昔は、ルードヴィッヒ2世もこの道を駆け抜けたのでしょうか。 -
城の中庭から見えるノイシュヴァンシュタイン城。
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小路から見たノイシュバンシュタイン城。ちょっと幻想的です。
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城から見た2軒のホテル。左側が泊ったところです。ドイツでは珍しく、いかにも 山 ! の中にあります。
ショッピングタイムを有効に過ごせて朝から大満足です。
店の前に集合した後、ホテルのすぐ近くにあるバス停でバスを待ちます。観光客が多く、日本のほかのツアーの人達も見かけました。東北地方からのツアーで、3カ国周遊だそうです。
バスを待ったのは10分余りでしたが、シュロスホテル・リースルの横にある小路を登っていく人たちも多くいました。約40分くらいかかるそうですが、緑の中を登って行くのは気持ちのいいものだろうと思います。
ちなみに、私たちは、下りは歩いて降りてきました。 -
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マリエン橋の手前でバスを降ります。新緑が鮮やかでした。
橋から見たノイシュバンシュタイン城です。ジグソーパズルで見た城とは違っていました。あれは航空写真なんですね、きっと。
天気に恵まれておきながら、文句を言うのも変ですが、ルードヴィヒ2世の数奇な狂気に満ちた運命を思うと、この城は、冬の荒涼とした空の下が似つかわしいという気がします。 -
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城の案内図。
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イチオシ
橋から城まで歩く間に、城はさまざまな表情を見せます。緑の中に見える城の姿が一番好き。
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城の入り口側です。
周りには土産物店もあり、いかにも観光名所といった風景でした。
城内の中庭では、しばらく順番を待ちます。日射しが強く、汗が・・・。
内部は撮影禁止です。ルードヴィヒ2世はワグナーのパトロンだったということで、オペラを上演する舞台の見学のときには、「ローエングリン」の曲が流されていました。
歴史で知るルードヴィヒ2世が、いつもよく聴くワグナーと同時代人という事実が不思議な感覚です。
どの部屋も贅沢な内装が施されており、国の財政を傾けたというのも、よくわかります。でもその道楽が、今では観光客を呼び寄せるスポットになっているのですからね。 -
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城の反対側は、このような深い渓谷でした。
孤独で狂気に満ちた人だからこそ、このような孤高の城を作りたかったのでしょうか。 -
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城内から見たシュヴァンガウ地方の小さな村。向こうに見えるのはフォルッゲン湖。フュッセンはもっと左でしょうか。
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城からの帰り道、ホーエンシュヴァンガウ城やアルプ湖が見えます。
後ろに見えるのは、アルプスの山々です。 -
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一つ目の世界遺産、ヴィース教会です。個人旅行ではなかなか行けないような場所だと思います。「歩き方」にはフュッセンからバスで45分とありました。ただバスは平日1日に5本だそうです。これがツアーのいいところ。
「鞭打たれる姿のキリスト像」が涙を流したという奇跡が起きたために、この像を安置するために建てられた教会。のどかな草原の真っただ中に建てられており、周囲にあるのは駐車場と、土産物店のみ。
内部の撮影が禁止されていたので、教会の絵葉書を買いました。 -
教会の入り口です。白い壁がまぶしいくらいです。
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ヨーロッパの教会は、総じて内部は薄暗いものですが、この教会は、外見の地味さとは裏腹に、息をのむようなあでやかさがありました。大理石模様の柱には漆喰に赤や青で彩色され、天井には、イエスキリストや、聖ペテロなどのフレスコ画が施されています。華麗な装飾と鮮やかな色彩のシンフォニーと紹介されていますが、心に強く焼き付いているのは、「白と金色」です。
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絵葉書スキャナしてみました。
画質は良くありませんが。 -
ヴィース教会を後にして、バスは一路北へ。高速道路をひた走り、夕方やっと着いたのはニュルンベルグ。またまたワグナーです。「ニュルンベルグのマイスタージンガー」
旅のお供に携えてきたiPod。バスの中でワグナーを聴きました。
フラウエン教会の近くでバスを降りました。目的は観光ではなく夕食です。
が、添乗員さんの裁量で、美しの泉がある中央広場の周辺を散策。観光客らしく、塔の鉄柵にはめ込まれた金色の環を3回回す間に願い事をしてきましたよ。
広場には露店も出ており、添乗員さんから、ニュルンベルグの名物というお菓子を紹介されたので私たち女性陣は一斉にその店へ突進。露店なのでもちろん店員は一人、対応が大変そうでした。売上に貢献しましたが、店じまいの間際に大挙して押し寄せたアジア人に驚いたでしょうね。このお菓子というのは、レープクーヘンというナッツの粉を固めて焼いたクッキーです。シナモンなどのスパイスがよく効いた、ちょっとくせのある味ですが、私好みのお菓子でした。なかには、とても可愛い細工が施され、いかにも、クリスマスツリーに飾って ! 風のレープクーヘンもありました。もちろん買いましたよ。帰国直後に食べてしまって、クリスマスまで持ちませんでしたけど。 -
威風堂々のフラウエン教会です。14世紀中頃に建てられたホール様式の建物だそうです。
観光客の常として、カメラの中に撮りこんだ後、またまた添乗員さんに催促して、広場の端にあったスーパーマーケットに案内してもらいました。おめあては、チョコレートなどのお土産。実は夏場でもありチョコレートを現地で買うのはどうかなと思って、最小限の量は、お土産宅配便で手当てしていたのですが、ここにきて驚きました。ネットで見つけた一番安いと思っていたメルシーゴールドチョコレートが1100円、ここのスーパーマーケットでは800円以下でした。この後もスーパーマーケットを訪ね歩くことに。
ニュルンベルグでの夕食は、ビール工場のレストランで。店内は雰囲気がありビールもおいしかったのですが、期待していたニュルンベルグソーセージの塩辛いこと。ほかの方も同様だったらしく、みなさん残していました。ビールのおつまみとしてはいいのかもしれませんが、ソーセージが出されるのが遅くて、ビールをほとんど飲み終えていたのです。
ここで飲んだのは、南ドイツ特有のヴァイツェンビール。さわやかで、あまり苦くなく、これ以後お気に入りとなり、食事のたびに注文するようになりました。 -
今日の宿はNHシティーホテル。ホテルはこの中央駅のすぐ近くにありました。夕食の後はホテルですることもないので、ツアーの仲間2人と一緒に街の散策に出ました。もう8時半を過ぎていましたが、まだこの明るさです。6月末のヨーロッパ旅行は観光に最適だとしみじみ思います。
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職人広場から見た、ケーニヒ門にある丸い大きな見張り塔。
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城壁の内側に沿ってある職人広場。営業時間がとっくに終わっているのでどの店もしまっています。雰囲気だけを味わう街歩き。
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メインストリートであるケーニヒ通りと聖ローレンツ教会。
街はまだ人々で賑わっていました。少し歩き疲れたので、ソフトクリームを別腹に。 -
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夕日に映える聖ローレンツ教会。ゴシック様式。
今日は最後まで素敵な街歩きができて満足。 -
シティーホテルというだけあって、とても都会的な内装でした。
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ホテルは中央駅から続く大通りに面していました。そのせいで夜中じゅう、車の走る音が・・・。アクセスの良さと住環境の良さ。兼ね合いが難しいようです。
本日の走行距離、約336?。運転手さん、お疲れ様でした。こちらの運転手さんには、決まった時間ごとの休憩がきちんと与えられているそうです。組合の力がとても強いのだとか。でもこれが本来のあり方なのでしょうね。
こういう基本的なことがちゃんと守られていれば、アメリカのグランドキャニオン近くでの交通死亡事故などは起きなかっただろうに、とてもお気の毒です。
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この旅行記へのコメント (2)
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- nenechanさん 2014/05/31 21:50:26
- 訪問そして投票ありがとうございました
- 初めまして投票ありがとうございます
ずーっと憧れていたノイシュバンシュタイン城いきましたよー
天気に恵まれておきながら、文句を言うのも変ですが、ルードヴィヒ2世の数奇な狂気に満ちた運命を思うと、この城は、冬の荒涼とした空の下が似つかわしいという気がします。
というお言葉通りだと思います
よく雪景色のお城を目にしますが晴れた空よりそちらが似合いますね
私が行ったときはこの時に限って雨だったので
晴れたお城はこんな感じなんだー
とわかりました
近いうちに私も書きますので
また来てくださいね
- クッキーさん からの返信 2014/09/19 14:04:40
- RE: 訪問そして投票ありがとうございました
- nenechanさん、こんにちは
旅行に適した天気といえば、明らかに天気晴朗の日なのですが、場所によっては曇り空やら、小雨の似合う街や風景ってありますよね。
ただ、小雨はよくても、びしょ濡れになるほどの大雨だけは、勘弁して欲しいものです。
幸いなことに、旅行に関しては晴れ女の部類に入るようで、雨でさんざんな思いをしたことがないんですよ。というより、そんな季節にばかり旅しているだけなのかもしれませんが・・・
最近、他の方々の旅行記を拝見する時間が取れなくて、nenechanさんの旅行記も見逃しているかもしれません。
またお邪魔できればと思っています。
クッキー
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