2003/08/06 - 2003/08/07
5位(同エリア76件中)
前日光さん
英国はあんなに小さな島国なのに、イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドと、はっきりと4つに別れています。
いろんな歴史があって、それぞれのプライドがあるので、たぶん仲悪いのかなぁ?という感じがします。サッカーを見ていればわかりますよね。
で、未踏の地であるウェールズへと高速道路M4を西進、セバーン川を渡った時、この国に来て初めて料金を取られました。
個人的には、私はカーディフでは一歩もホテルから出られず(なにせ足が痛くて(T_T))ホテルの窓から見えるカモメの姿に、この町が海に近いということを実感したにすぎませんでした。
この表紙の写真は、したがって、家族の者が外出し、夕食用のパンを買ってきてくれた店というわけです。
ウェールズの旗が、店の真ん中辺にはためいています。
- 同行者
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- 交通手段
- レンタカー
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イングランドからウェールズに行くためには、ブリストル海峡とセバーン川が合流するMOUTH OF THE SEVERNという所に架かる橋を渡らなければなりません。
これがその橋ですが、下を見ると、海がリアルに見えて怖かったです。まぁ、横浜ベイブリッジとか瀬戸大橋と思えばいいのでしょうが、我々家族は海無し県の居住者であるため、かなりビビリました。
英国では高速料金というものを徴収されないのですが、橋を渡る時にはお金を取られます。
エジンバラに架かる橋を渡った時もそうでした。ただし往路だけで、復路はただです。入国税(イングランドからウェールズへの)みたいですよね?
橋を渡りきった時は正直ホッとしました(^O^) -
カーディフのホテルです。この町は工業都市と言われるだけあって近代的な建物が散見し、古い教会などと入り交じって微妙なバランスを保っています。ただ、町が大変わかりにくく、地図を見てもいったい自分たちがどこを走っているか全く分らず、めざすホテルにたどり着くのに凄いエネルギーを使ってしまいました。
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ホテルのロビーには、中心に大きな時計があり、その針は東京、ニューヨーク、ソウル、ロンドンの時刻を指し示していました。ニューヨークはわかるとしても、なぜソウルと東京なのかは、未だもって謎です。
然らば韓国人と日本人の宿泊客が多いのかと思って辺りを見回しても、東洋人はあまり見受けられません。唯一レストランのボーイが東洋風の風貌をしていたので、一瞬日本語で話しかけようとしたら、中国語らしきものが彼の口から発せられたのでした。
このホテルの客層は、どうもビジネスマンらしき人々が大多数のようでした。 -
朝食を食べたホテルのレストラン。
ここにも新聞に読みふける紳士が・・・ -
道端に立つ案内板。
上は英語、下はウェールズ語で書かれています。(あまりよく分りませんね(^_-))
英国では、このようにそれぞれのエリアで独自の言葉を使っているようです。
そういえばお金も、ウェールズのレッドドラゴンが描かれた1ポンドのコインがあったりして、それは今でも私の財布に記念として収められています。
ところでウェールズ語は、訛りとは違うようです。英語とは全く別の言葉で、公共の建物などには必ずウェールズ語と英語の両方を表示してあり、商店もほとんどが看板に両方の言葉を使用、BBCももちろんウェールズ語放送を行っています。
しかし、ここでも例にもれず、ウェールズ地方の人口280万足らずのうち、ウェールズ語を話せる人は4分の1ぐらいだそうです。しかもどんどん減っていて、近い将来、ウェールズ語は消滅してしまうのでは?と言われています。
ああ、英国よ、おまえもか・・・ -
翌7日の朝。
ホテルとカーディフ城の中間あたりにあった市場。屋根つきで、出勤前のサラリーマンなどが買い物をしていたようです。(なにしろ、私はホテルから一歩も出られなかったので)
若い人がたくさん働いていたのが、我が家族には印象深かったようです。 -
果物だけでなく、肉などもたくさん売っていたそうです。
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カーディフ城です。
朝方、娘たちが訪れた時は、時間が早かったせいか入れてくれず(なぜか団体客は入っていたらしく、なぜなんだ?といまだに疑問が消えない我が家族です。)
今日は、これからバースに向かう都合上立ち寄れず・・・というわけで、ウェールズには、とにかくもう1度改めてトライの必要ありといったところです。 -
同じく車中より撮影したカーディフ城です。
ホテルの部屋の窓から見えた「トラディッショナル・ビア」という看板がやけに印象に残り、今度行くときにはゼッタイに飲んでやる(*_*)と思うのでありました。 -
一番うまく撮れたカーディフ城。
これなら拡大すれば、ウェールズの旗が見えるかも・・・ -
再び、イングランドに戻り、ブリストルの南東方向にあるバース(BATH)に向かいました。
バースは、「風呂」=bathという単語の発祥地です。この写真は、バースの近くに車を止めて一休みした時の風景です。
ちなみにロンドンのパディントン駅からは、列車で約1時間15分ほどで到着するようです。 -
この町並みは、うっかりバースの町を通過しそうになった時通ったところなのですが、あまりにきれいだったので撮りました。バースの郊外です。
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町を流れるエイヴォン川に架かるバルトニー橋から、見下ろした風景です。
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同じ場所から、もう少し拡大してみました。
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さっきの橋を、今度は眺めてみました。
この橋は1774年に建造され、フィレンツェにあるヴェッキオ橋に似た、橋上に商店が軒を並べている美しい橋です。
この橋の近くのイタ飯屋さんで昼食を食べました。
メニューが理解できなかったため、ものすごい量のパスタやらサンドイッチやらスープやらを頼んでしまい、一時は大食いの日本人一家と思われたに違いありません。
結局、大量に残すのも罪悪感があったので、拙い英語でテイクアウトしたい旨をやっとの思いで伝え、持ち帰ってその日の夕食となったのでした。 -
有名なローマ浴場跡です。英国唯一の温泉場で、2千年前から今日に至るまで、毎日約125万リットルもの湯が湧き出ているそうです。この緑色のグレート・バスと呼ばれるものは、ローマ時代の浴場を復元した建物の中央にあります。
内部の博物館には、神殿の跡や出土品のミネルバ頭部像、ゴルゴンの彫刻など、一瞬ここが英国であることを忘れさせるような空間が広がっていました。
そういえば町全体が、どこか英国っぽくない雰囲気がしました。 -
手を入れてみると、ホントに暖かかったです。日本の温泉のように入ることができれば、この時の私の足にはとてもよかったんだろうなと思いました。
紀元前863年、ケルトの王子ブラダッドが不思議な湯の薬効に興味をもって以来、多くの湯治客が訪れるようになった、とものの本には書かれています。
ゆっくり見学するには、やはり1泊必要な町でした。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- M-koku1さん 2015/10/24 10:58:55
- カーディフのリベンジ
- 前日光さん
カーディフの旅行記 懐かしく 読みました
あの橋も元気そうで・・・
でもカーディフ自体には
カーディフ城以外あまり記憶がありません
ウェールズって 本当にイングランドと雰囲気が違いますよね
やはり別の人々が作りだした 別の国なんだと思います
街並みも随分違います
男性コーラスが盛んで
有名なボーイソプラノで一世を風靡した
アレッド-ジョーンズを生み出す土壌になっていたと思います
https://www.youtube.com/watch?v=5aP2FMuvwkk
若き日のAled Jonesが 青年になったAled Jonesとコラボレートしています
歌の満ち溢れた
緑と陽光に溢れた 山と海のウェールズ 大好きです
それからワイ川の川辺に
ワーズワースの詩で有名になったティンターンの僧院跡があります
リベンジする折には 是非ご訪問を!
ではまた
Mより
- 前日光さん からの返信 2015/10/27 21:09:13
- RE: カーディフのリベンジ
- M-koku1さん、こんばんは。
昨日まで、雪の北海道に行ってまして(*_*)返信遅くなりました〜
申し訳ございませんですm(_ _)m
昔々のカーディフの旅行記にご訪問&投票&コメントまでいただきまして、重ねて御礼申し上げます〜(^^)/
> あの橋も元気そうで・・・
→Mさんもセバーン橋を渡られましたか。
なかなかスリリングだったことを、今も思い出します。
> でもカーディフ自体には
> カーディフ城以外あまり記憶がありません
→私めの場合も全く同感です。
旅行記にも書きましたように、あの時私はけが人でしたので町歩きができず、ひたすらホテルのベッドの上でした。
(自分のドジさに、いい加減腹が立ちます(-_-))
> ウェールズって 本当にイングランドと雰囲気が違いますよね
> やはり別の人々が作りだした 別の国なんだと思います
> 街並みも随分違います
→確かに英国の中でも、スコットランドとはまた違う文化を感じます。
あの時、もう少し町歩きができたらなぁと、恨めしいです。
> 男性コーラスが盛んで
> 有名なボーイソプラノで一世を風靡した
> アレッド-ジョーンズを生み出す土壌になっていたと思います
→そうだったんですか!
男性コーラスとは。。。
全く存じ上げませんでした。
アレッド・ジョーンズ(?_?)
残念ながら知りません。
私の学生時代は、グラムロックの全盛時代でして、そのせいか個人的にはデビッド・ボウイが大好きです。
「屈折する星屑の上昇と下降 そして火星から来た蜘蛛の群れ」っていうなが〜いタイトルのアルバムにはまり、その中の「スターマン」と「ジギー・スターダスト」を聞くと、今でも遠い思い出に胸がいっぱいになります。
私のイギリス好きの原因となったものの一つがデビッド・ボウイなんですよ。
> 歌の満ち溢れた
> 緑と陽光に溢れた 山と海のウェールズ 大好きです
→そうなんですねぇ〜
Mさんのこのコメントを読んでいたら、ふいに昔の「我が谷は緑なりき」っていう映画のタイトルが浮かんで来ました。
でも舞台がどこだったかは忘れてしまいましたが。
> それからワイ川の川辺に
> ワーズワースの詩で有名になったティンターンの僧院跡があります
>
> リベンジする折には 是非ご訪問を!
→リベンジの際には、ぜひとも!
ワーズワースっていうと、あまり明るいイメージではないのですが。
ウェールズに、その痕跡があるのですね。
いつ行けるのかわかりませんが、10年以内には行ってみたいです(^▽^)
前日光
-
- pedaruさん 2015/08/17 07:33:39
- 英国
- 前日光さん お早うございます。
これが初めての海外旅行ですか?
旅行記を見る限りでは、初めてとは思え無いほどの、堂々たる旅行です。
随分見どころもあるし、素敵な町ですね。素敵さをあますところなく伝えています。栴檀は双葉より芳し、最初から旅行記の達人でした。
pedaru
- 前日光さん からの返信 2015/08/17 16:14:54
- RE: 英国
- pedaruさん、こんにちは〜(^_^)v
本日は明け方から雨、今もいっそう強く降っております。
涼しいことは涼しいのですが。。。
> これが初めての海外旅行ですか?
> 旅行記を見る限りでは、初めてとは思え無いほどの、堂々たる旅行です。
→pedaruさん、これは3度目の英国ですよ〜
初めて行った時は、ツァーでした。
最初からレンタカーでの旅なんてできませんよ。
最初に行った1998年の旅は、デジカメではなかったので、メカオンチの私では、残念ながら旅行記がアップできません。
> 随分見どころもあるし、素敵な町ですね。素敵さをあますところなく伝えています。栴檀は双葉より芳し、最初から旅行記の達人でした。
→この時は、到着した日の翌朝、ホテルでドジをして膝に怪我をしてしまい、歩くのもやっとという状態でした。
我ながら、とても情けない状態での旅でした。
でも今になると、それも楽しいエピソードとして思い出されますね。
ウェールズでは、ほとんど歩くこともなく、薬局で薬を買って患部に塗り、ホテルでおとなしくしていましたよ。
やっぱり、もう一度出直したいですねぇ〜(^_^;)
前日光
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