伊予灘ものがたり

1日２往復、上り下りで計４パターンの運行で時間帯に合わせた食事が提供される観光列車です。朝食や昼食、アフタヌーンティーなど地元飲食店の監修で列車内としてはなかなか凝ったメニューを提供しています。もともとJR四国の幹線ルートの予讃線の一部が山側にショートカットするルートの完成でローカル線となってしまった区間ですが、海沿い、川沿いと風光明媚な景観を生かして運行されてはや１０年。列車は2代目となり、ベースとなった車両も比較的新しい車両となったので内外装ともまだピカピカです。ただ走行するルートはかなり年期が入っており、伊予市の先で内陸側と分岐するとここって列車がまだ通るの？と思うような景観になります。車内では先頭車両からの景色が大型のモニターに表示されますが、峠の区間は両側に木々がせまり、夏の間に伸びた枝がガンガン車両に当たります。海辺に出ると、立派なお屋敷が立つのどかな海岸の景観になり、海に近い駅として有名な下灘駅に停車。10分ほどですが、お手軽の訪れるにはいいルートです。豪華列車に乗っている気分が味わえる割には料金もお手頃で、時間距離ともに手軽に利用できます。食事は事前に予約が必要ですが、車内でもスイーツやおつまみ、飲み物は頼むことができます。今回はJR四国のツアーで申し込みましたが、乗車券、食事券、さらに帰りの自由席特急券がセットになっていますので、日程が決まっていれば早めに申し込むのがおすすめです。