残りわずかな大学生活《俺たちの大学物語#19》
※色々生活詰め合わせ回
目まぐるしい
「デッカー先輩、これ出来たら次は?」
「ウム・・・先程のコードを開いてくれ」
「あの・・・こっちはどうしたら・・・」
「ジェブはここのコードを間違えている。打ち込まず俺のソフトから選択しろ」
「は、はい」
「もうあまり時間が無いんだ・・・早く仕上げるぞ・・・」
「ノックンとジェブはパソコンで何しとるんや~」
ジョギング~
「最近冗談抜きで太ったんでヨガやってるッス」
下半身太りヤバイッス・・・
本当にな
「ジェブ~・・・あと少しだぞ~」
「はいぃ~・・・」
カタカタカタ
「ンねェ、あの二人はナニしとるん?」
「さァ?コンピューター学部の真似事ッスかね?」
「それ、こちらの大先輩がご存じだと思うけど」
「ム・・・単に携帯アプリを作っているだけだ」
「なんでまたこんな卒業間際にやってるんスか?」
「実装すれば卒業後の収入に多少なるからな・・・」
「おカネの為~?なんで~?すぐ皆働くんじゃ・・・」
「その辺までは知らん」
自分で聞け
・
・
「という訳で、お友達が理由を知りたがっているよ」
「教えてヨ~」
「ええと・・・」
「ノックスは卒業したら家を買いたいんだそうで・・・そこに僕も一緒に働きながら住もうかなって話をしていまして・・・その為の資金作りでして」
「なるほど!大きな夢だね!」
「えぇ、・・・・まぁ良い土地があるかどうかはまた別なんですけど・・・」
「えェ~・・・ソレ何でオレに教えてくれなかったのォ」
「ヴァレックスはジョノアさんとの生活があるので、落ち着いたらお伝えしようかと・・・」
「フ~ン水クサイ」
服乾いたかな~
「すみません、隠しているつもりじゃなかったんですが」
「土地なんてウチに建てちゃえばええやん」
広いし
「えっ・・・・それはジョノアさんが許さなそうです・・・」
「(そうなったらきっと楽しいんでしょうけど・・・)」
・
・
「まとめてるッスねェ」
「・・・・まぁな」
「箱の下に切れ込み入れておくと面白いんスよ」
「おいやめろ・・・」
「でい」
「ウォ・・・・なんだ重いぞ」
「ウッセ。アンタ住む場所決まったんスか?」
「知らん、ロジャーズに聞け」
「あ?なんでジュード先輩ッスか?」
ゴソゴソ
「・・・ドコ触ってんだお前はッ!」
「ま・せーぜーママにコキ使われることッスね」
「ン⁉・・・・ウム・・・・」
先輩たちの卒業まであともう少し・・・
「「「 フォックスベリー! 」」」
「なんや~?」
イアンは最後の試合に出かけたり・・・・・
皆でナイトクラブに行ったり・・・
「フ~ン?ジュード先輩とルームシェアするんスね」
「コイツが勝手に決めたんだ」
「ジェニファーも遊びに来なね」
「誘うなこんな奴・・・」
「可愛くね~ッスねぇ」
ムチュ
「!?」
「おや」
「ノ ッ ク ン ! ! ! ! ! ! ! ! 」
見てアレ!!!!!!!
「あァ。歴史的瞬間かもな」
「(この二人・・・色々楽しみだな~)」
・
・
「ウ~でもサビシイよォ」
さめざめ
「ま~卒業したって付き合いが無くなる訳じゃなし」
「オッサン、次学期はルームメイト入れるからきっと賑やかになるって!」
最後だけ制限ナシにするカラ
「オレも卒業したい~」
「なら早くそれ食ってレポート書け・・・」
「パソコンヤダヨ~!」
ウワァァァン
と、残りわずかな先輩たちとの時間を過ごしたのでした。
次回は先輩たちが先に卒業だァ
おまけ ~ある日の深夜~
≪控え目なテレビの音≫
「すぅすぅ」
「・・・・ん?もうこんな時間か」
「オイ起きろ。もうそろそろ誰かしら手洗いに来る・・・」
「ン~ムニャムニャ」
「ったく・・・・」
「・・・・!」
(注:バレていません)
『オイ、上に行くぞ』
『ン~・・・ココで寝るッス・・・』
『風邪引くだろうが・・・試験前だろ』
「ぐぅ・・・」
「よく寝れるな・・・」
「寝ていりゃァ少しは可愛げがあるんだがなァ・・・」
ヌ
「(まるで恋愛ドラマのよう・・・!)」
ワクワク~
つづく