夢想《俺たちの大学物語#07》
「ヴァレックス君!また会ったね」
「あ、アルセンパイ」
「講義は終わったかい?」
さわ
「ン~~~この後もいっこありマス」
別の日
「ヴァレックスくん♪」
さわわ
「センパイ、ど~もォ」
「ボクこれから用事があるんだ…でも偶然会えて嬉しいな!」
「どぉもォ」
グーゼン?
また別の日
「ヴァレ~ックス君♪」
さわさわ
「はァ、どうもォ」
よく会いますネ
「今日もひと際逞しい!グレイト・アブドミナル・マッスル!」
さわゎわゎ
「・・・・ども」
またまた別の日
「ヴァレッ…ンン~~~フフフwww」
さわさわさわさわ
「・・・・・・・」
「今日は触りまくられただけで終わったわ…」
なんなんやろな…
オレもスケボ手に入れたヨ
週末ぅ
「俺らはついに掃除当番の呪縛から逃れた…よってこれからシュートを決めに行く!」
結局1週間のうちに4回も掃除させられたぜ?
「ンン…バスケットコート…オレ今日行かない~…」
「あン?具合でも悪いのか?」
「大丈夫ですか…?ヴァレックス」
珍しいですね
「だぁいじょぶ~チョット眠いの」
「ま、気が向いたら来いよ~」
「ウン~いってらっしゃい」
「なァんかまたセンパイと会いそうなンだモンなァ」
なんだかな~
ムニャ…
。
。
。
。
…~イ
オ~イ
「ヴァ~レックスく~~~ん」
「ウンウン!このアブドミナル・マッスル!」
さわさわ
「ア~~~~アブアブアブアブ…」
さわさわさわさわ
「さわわ、さわわ、さわわ~~~~♪」
さわわ、さわわ、さわわ~~~~
「さ~~わわわわわわわわわわわ」
シュドドドドドドド
ワタァ!!!!!!!!!
ワタァ!!!!
ホワタァ~!!!
ガバ
ドタドタ
ガシャ
「オゥ、ヴァレックス!来たのか」
って寝巻のまま来たのか?
スーハー、スーハー
「ジェブくぅんごめんねぇ~~~~」
「はい??どうしたんです???」
「オレェ、ジェブくんにヤなコトしてたカモしんナイ~~!」
ごめんよォ~~~~
「ヴァ、ヴァレックス…?」
「なんだ、どうしたァ?」
「嫌だなんて思ったことないですよ???」
「寝ぼけてるのか?ヴァレックス」
「ホント?」
「本当です。(変わった人だとは思うけど嫌と思ったことは)無いです」
「よかったァ…」
「(でもどのことを言いたいのかわからない)」
「(入学前に付きまとったコト、怒ってなくてヨカッタ~)」
「なんかよくわからんが、解決したならシュートでも決めるか?」
「やるー!」
パジャマだけどー!
「課題も終わってますし、今日は遊べますね」
「よし、帰りは学生バーに寄ってこうぜ」
ワイワイワイ
「(アレ?他に考えていたコト…忘れちった)」
ナンダッケ…
「ほわたぁ~」
ポーイ
「なァんだよその掛け声~」
つづく