思案する《俺たちの大学物語#01》
ある夜の出来事・・・
「ジェブはそろそろ高校卒業だな。どうするんだ?」
「ええと…大学に行くことにしました」
「ほぉ!いいじゃないか!」
「最近バイト頑張ってたもんなぁ~…っと!」
「えぇ。結構大変ですけど…なんとか」
「ダイガクってナニよ?」
「ン?そうかヴァレはそもそも学校行ってなかったんだもんなぁ」
「大学に行けば…専門知識を学べて、就職した後の給料が良いんですよ」
「ふ~ん」
ベンキョウ…おカネ…
モヤモヤ…
ガラガラガッシャン!
「あ~~~~」
「ボシイさんの負けです…♪」
「ドリンク一杯オゴリだぞ~」
「ンモ~ヤダ~」
最近ジョノアちゃんのおカネばっか頼るの良くないって思ってサ
自分のおカネでやりくりしてんだけどさァ
ジョノアちゃんはフリーランスのイラストレーターで、ブティックも経営中。
イラストレーターの仕事で3000シムオリオンほど稼ぐ…
しかしなんだその落書きは…
液タブ普通に座って使ってくれるようになったの地味に嬉しい!
なんかオレってドコ行ってもキューリョー安いんだよね~
ガクレキがナイから…
ダイガクかァ・・・
オレでも行けるのかな~
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ある日のハリス邸
カタカタカタ…
「よし、奨学金の申請はオーケー」
ちょっと外の空気でも吸おうかな…
「大学…どんなところかな…」
「ウンウン、オレも気になるヨ」
「・・・ボシイさん?」
「コンバンハ☆」
「どうしたんですかこんな夜更けに」
「ダイガクってサ~どのくらいお金必要なのかな~って聞きに来た」
「えっと…奨学金の申請が通れば…軽減できます…。助成金も色々ありますよ…」
「へぇ~そうなの~!」
「(本当に変わった人だなぁ…)」
また別の日
「ダイガクってどうやって通うの~?」
「えっと…僕は寮に入る予定です…」
「ふぅ~ん」
「(課題やってたら勝手に部屋に入られた…)」
またまた別の日
「ダイガクでナニベンキョ~するの~♪」
「僕は物理学を…」
「ほぉ~ん♪」
「(意外と歌が上手なんですよね…)」
またまたまた別の日
「ダイガクってタノシイの~?」
「それぞれ…です」
「はぁ~ん」
「(この池ヌルヌルします…)」
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「ダイガクって」
「ダイガクってサ~」
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「ボ シ イ さ ん」
「な ん だ ね」
「最近どうしたんですか大学の事ばかり聞いて」
「実はダイガクにオレも行きたくて」
「ほぉ~!ヴァレが大学かぁ!」
「なんかオレでも行けるっぽいから行く~」
「ボシイさんも…?彼女さんはオーケーだったんですか?」
「ン~これからソウダンするつもり~」
とまァその後なんやかんやありまして
大学に行く意思を伝えたヴァレックス君
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「ヨテイとしてはぁ~ショーガクキンシンセーして~おカネもらって~リョーに入って~オベンキョ~しま~す!」
「ふんふん」
「いいかな~?」
「オッサンがそこまでよく考えたネ…」
「デショ~?」
「でもダメ」
「エ~!なんでェ~!?」
「フツーに考えてヤダよ。寮入ったら離れ離れじゃん?」
「アラ~カワイイコト言う~」
「後さァ、大学って…その…色々誘惑多いし…」
「ユーワク?ジョノアちゃんってダイガク行ったことあるの?」
「そりゃ~行ったよ。アーシってばオジョーサマですもの。イイトコ出ヨ」
「ウ~~~でもジョノアちゃんとケッコンするタメにはおベンキョウしなきゃァ…」
お給料が~(さめざめ)
「オッサァン…」
「(オッサンがアーシのコト一生懸命考えてくれてるンだ…う~ん…でも大学で浮気トカされたりしたらヤダな…そだ!)」
スチャ
「あ、モシモシ?ママ?アーシアーシ♡あのさ~」
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「あ、モシモシ~?アーシだけど~…」
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「大学…行ってもイーヨ」
「ホント!ヤッター!」
「とりま寮はウチで用意するから奨学金申請して」
「それがサァ」
「これしかナイんだよね~」
「ハァ?ナンデ?オッサンスキル色々あんのに…」
《これらの奨学金は若い学生を対象にしているため、大人のシムやシニアのシムは利用できません。》
「オッサンだから使えないのかァ~!🤦♀️」
「オッサン、入学費用モロモロは明日から稼がないとダメっぽい」
「え~~~ションボリ…」
「ハァ~未来ある若者は優遇されてイイなァ~」
とりあえずフリーランスの仕事とゴミ漁りでおカネ稼ぐよ~
どやどや!
冷蔵庫3つとコンロやシャワー!
これがプロのゴミ漁りよ~!
そして大学も合格~
色々スキルが高かったから高等学位とれたよ~
「オッサン、とりあえず合格オメデト!」
「ん~…」
ジョノアちゃん、ドすっぴ~ん
「唯一の奨学金落ちたわ~」
「マジか。冷蔵庫拾いすぎたんじゃね」
いや~ここまでスタートダッシュが悪いとは思わなかったなァ
まず合格したから入学準備~…
ガチしょんぼり沈殿丸(古い?)
つづく