4月３日より始まった松井えり菜の個展「ワンタッチ・タイムマシーーン！」、御陰さまで大勢の方に足を運んでいただいております。ありがとうございます。
会期中盤となった本日は、会場の様子とオープニングでのひとこまをご紹介致します。

会場入り口では、“エリーナアントワネット”とおもちゃがお迎え致します。
おもちゃは松井の今までの作品の中によく登場しているものばかり。松井にとっても、小さい頃からの思い出の詰まった品々です。その中に、松井の新作もちらほら混じっています。（会場で探してみてください）


今回、会場に流れている曲はその名も「ワンタッチ・タイムマシーーン！」。作詞松井えり菜、歌松井えり菜です。展覧会に合わせ、アイドル（？）としてのデビュー曲を発表致しました。



画像左は大学院修了制作「MEKARA UROKO de MEDETAI!」です。高さ３mほどもある巨大な襖絵は、実際に見ると大変な迫力で圧倒されます。


この作品は、松井が大人になって再び訪れた京都で、とある襖絵に感動した際に構想が持ち上がったものです。幼い頃に観たときには、特に記憶に残らなかった襖絵。その時の幼い自分にこの感動を追体験させたい。とはいえ、実際にタイムマシーンに乗って時間を戻すわけにはいかないので、現在の松井を５歳当時の身長に見立て、ちょうど等倍したサイズで仕立てられたのが今回のキャンバスです。皆さんも是非作品のそばに立って、世界がただただ広く大きかったあの頃の新鮮な気持ちを思い出してみてください。


近寄るとここまで細密に描かれた部分、部分、部分！（くちひげ、産毛、ほくろ毛などなど）をご覧いただけます。


その他にも、こんな小さなキャラクターも隠れています。
松井の筆遣いと塗り重ねられた絵の具の透明な厚みが魅惑的です。


その他会場には、新作がたくさん展示されています。


パフォーマンスシリーズ「ドコヘデモイケマス」一部。
「地球外生命体のウーパールーパー星人が、地球を侵略しに来たにも関わらず、地球のあまりの素晴らしさに感激し、もっと地球の素晴らしさを宇宙に広めたいと観光大使に転身。地球のガイドブックを作るべく、邁進する」というプロジェクトです。
この作品にはサブストーリーがあります。実は松井自身、自分の顔によく似ている（と言われる）ウーパールーパーを３匹も飼う程愛しております。また、彼らがいつも水の中での生活を強いられていることから、ウーパールーパーに世界中を旅させてあげたい！と考え、このように自らウーパールーパーに扮し、世界中の様々な観光地を訪れているのです。


こちらはオープニングの様子です。
聖子ちゃんをリスペクトしたドレスで、アイドルに扮しております！



山本現代のオープニングでは、このように作家が滞在している事が多くあります。
作品について作家に直接話を聞くことのできる貴重な機会でもありますので、皆様も是非お気軽にお立ち寄りください。

さて、今回の展覧会ではこのように松井のブロマイドも販売中です。
購入をご希望の方はガラスの向こうの事務所スタッフまでご遠慮なくお声がけ下さい。


会期は5月１日（土曜日）までです。（日月祝日はお休みをいただいております。）
皆様のお越しをお待ち申し上げております。