じゃんけん標識 正体は(読売新聞)
> 「いたずら?」「じゃんけんゲーム?」――。
> 鶴岡市内の国道脇に、青い「パー」や赤い「グー」が描かれた小旗が計100枚以上掲げられ、
> ドライバーらの目を引いている。
でした。
これはいったい何かと言うと、記事によれば
> 実は、凍結抑制剤の塩化ナトリウムを散布した区間を知らせるためのもので、
> 「パー」は散布の始まり、数十メートル先の「グー」は散布の終わりを示している。
なるほど。「パー」の指先から飛び出している点々は「凍結防止剤の粉末」をイメージしていて、「グー」の握りこぶしは「撒くのをやめている状態」という意味なのか。
これは案外意味を知らない人が多いのではないかと思ったら、
> 同出張所が07年2月、ドライバー約600人を対象に行ったアンケートによると、
> 9割以上のドライバーが、「凍結抑制剤の散布」を知っていたが、
> 「実際に散布されている区間は限られている」と分かっていたのは約半数にとどまった。
>
> さらに、“じゃんけん標識”の存在や「パー」と「グー」の意味については、
> 半数以上のドライバーが理解していなかったという。
ということで、これは知っておいて損はしないと思う。
とは言っても、「お、ここは凍結防止剤が撒かれているのか」ということで安心は禁物。
> 槙田雅士・同出張所長は「凍結抑制剤の散布に関して、より理解を深める必要がある。
> 標識についての説明を記した看板の数を増やすなど、対応に努めたい」と説明。
> その上で、「凍結抑制剤がまかれていても、冬季の運転には常に危険が伴う。
> 道路状況に細かく目を配って、技術を過信せずに安全運転を心掛けてほしい」
> と呼びかけている。
ということ。凍結防止剤が撒かれているから安心、ということではなく「凍結の危険が予見される場所」という認識でいたいし、凍結防止剤が撒かれている場所か否かに関わらず、冬道はとかく注意して走りたいものです。