夜間通行止めめぐり地元と県が初協議-県道月山志津線(山形新聞)
冬は雪がすごすぎて道路がふさがり、春になってからようやく開業するスキー場、というほかに類を見ない月山スキー場だが、今年は「5月になっても『凍結の危険があるので』」ということで注目を集めそうだ。
正味な話、あれだけ雪が残っていて、しかもこの時期独特の寒暖の激しさもあるから、昼融解・夜凍結というシナリオは描けなくもない。
そういった意味では、事故を未然に防ぐという県の言い分もわからなくはない。とはいえ、春スキーの客にとっては最大のかきいれ時だし、唯一の交通手段なのだから、ここを通行止めされるのは痛い。例えば仙台の人が、金曜の退勤後に姥沢のロッヂを目指すとして、志津温泉を通る頃には通行止めだ。山形からだって、支度が終わってなかったり、出発が遅れればアウトになる可能性がある。
おまけに7時から早朝営業ってのをやるらしいんだが、志津温泉に泊まっている人は、その時間まで通行止め区間の手前で足止めを食う。
もっとも、それで影響を受ける人というのは、地元が言うほど多いのかという疑問はあるのだが、落としどころが難しそうだ。たぶん、ホントに凍ることあるだろうし。
厄介なのが、昨年までは通行止めと言いつつもフリーの状態だったということだ。県にしてみれば「もともと通行止めだったじゃん」という話。地元にしてみれば、「じゃあ危険を放置してきたのか」「去年まで何もおきなかったじゃないか」という、お互いに分が悪い状況。
行くとしても日帰りしかないので、どっちでもいいのですが(おい)、もうちょっといいニュースで志津や月山の話が広まればいいんだけどね。