山形市内循環バス1日乗車券を発売(朝日新聞)
もっぱら買い物客や学生、老人に利用されている、山形市中心部のワンコイン循環バスが、利用者拡大を狙って動き出した。
記事によれば、16年度の利用者が前年度比で約3%減ったことから、一日乗車券の導入で観光客の利用拡大を狙うという。
なるほど、確かに山形では他にない約10分ヘッドの間隔(仙台との高速バスはあるけど)といい、ワンコインで乗れる料金設定といい、商工会議所は割と力を入れているよね。ただ、山形特有の一方通行の憂き目にあって逆ルートのバスが運行できなかったり、七日町通りのタクシーに悩まされたりと、乗る側にしてもいまいち有効活用されていないような感がある。交通事情全体から見て、もっと市民が使いやすいようなバスだといいのかもしれませんね。パークアンドライドの導入とか、けっこう面白いかもしれない。
もっとも、この一日乗車券だけど、市民にしてみれば一日に三回もバスに乗るかと言われるとなかなか難しいところがあるので、観光客にどれだけ浸透するかだろうね。そもそも、こんな循環バスがあるということも知られているかどうか怪しいのだから。
なお、バス停の位置などは、山形商工会議所の「中心街100円循環バス」のサイトに、PDF版と、GIF版あり。