項目別にブログ紹介-山形の会社がポータルサイト開設(山形新聞)
こういう記事を大の苦手としている山形新聞だが、やっぱりこういう記事を書くのは苦手みたい。記事中の
> ブログは、急速に普及が進んでいるが、
> 複数サイトをテーマでくくり、整理した形で紹介するのは、全国的にも珍しいという。
ここだけ抜き出すと、珍しくもなんともない。単に、それを地域というくくりでblogを集め、さらにテーマによって細分化している例が少ないというそれだけのこと。
ちなみに、くだんのポータルサイト「ヤマガタン」がこちら。私にしてみればひどいネーミングセンスだ。「あんな道、こんな街」よりひどい。
ヤマガタン
ステップアップコミュニケーションズ(運営母体)
セイ・シバタ(↑の社長の個人サイト)
試しに使ってみたというか、あちこち踏んでみたのだけど、激しく使いづらい。なんでこんなに使いづらいのかと思ったら、もともとloblog.net系の会社がやっているのですね。これは、しかし...使いづらい。というか、単に寄せ集めただけのような気がしてならない。
例えば、私もよく使う次世代検索サービス News&Blog Searchを例にしてみると、山形について書かれているblogを探す時は、「山形」と打って検索すれば一通りひっかかる。もちろん、山形県とは縁もゆかりも無いけど、苗字が山形という人の話もひっかかる。興味ないモンテディオの話もひっかかる。ついでに言うと、この検索サービスに登録されていないblogも山ほどある。しかしながら、必ずしも山形と関係のない人が、全国ニュースで取り上げられた山形の話題をピックアップすることもあるし、山形を訪れた際の感想を書くこともある。これはこれで新鮮。
しかし、ヤマガタンは登録制で、予め「山形」という領域でくくられたblogだけが対象になってくる。それは時に、「必要な情報を必要な範囲から抜き出す」という点では有利だが、それが裏目に出ることの方が多すぎやしないか?まず、保有する情報量が少なすぎる感が否めない。ついで、他県の人間や横断的に活動する人間のblogに載る情報が反映されないこと。そして、例えば映画でカテゴライズされたblogに、方言の話を書いたとき、それはあくまで映画のblogの中のエントリーとして扱われてしまう。
それら全て使う人次第と言えばその通りだし、使い方によっては有用な情報源になるとは思うのだけど、いかんせん食指が動くようなシステムに感じない。残念。