尾花沢・大石田合併協、新市名2案に絞る(山形新聞)
新市とはまったく無縁な人間がこういうのもおかしいけれど、「もっとましなのはないのかよ」。
とはいえ、同じ村山地方でも、南部のごたごたに比べてこちらはスムーズに、かつすっきりとした形で落ち着きそう。記事によれば、「市町民に新市名案を知ってもらう期間が必要。すぐ決めるのではなく6点からまた数点に絞り、委員が市町民の声を聞いてもいいのではないか」という声が出たため、結論を急がず、上の「花笠市」「最上川市」に絞ったということだが、無理矢理観光地に仕立てようとしている気がしてならない。
もともと候補に並んでいた6つも、
・花笠市
・最上川市
・奥羽市
・出羽中央市
・みちのく市
・花舞(はなまい)市
と、なんでこの1市1町が「奥羽」とか「出羽中央」とか「みちのく」とか名乗れるんだよ、という思いは否めない。全国的には山形市のものとして認知されている花笠も、確かに元をたどれば尾花沢に由来するが、それを市名にするというのもいかがなものか。最上川が流れているからというのであれば、県内の半数以上が名乗れるだろう。
総じて、尾花沢や大石田らしからぬ、背伸びしたようなものばかり。両市町名とも個性的なものなので、それが失われてしまうような気がする。「代案は?」と問われると、北村山市?などと捻りのないものしか出てこない(そもそも当地の歴史や文化を知らないのもある)が、あとは新市民がどう判断するかだね。