宇陀市の巨木 その15
宇陀市の巨木サブタイトル:②宇太水分神社の巨木
早いもので2024年も今日で最終日。振り返れば、年初に能登を襲った大地震や豪雨で大きな被害がありました。地球温暖化による気象変動の影響からか、秋が深まっても暑い毎日が続きました。いつになったら涼しい秋が来るのかと思ったものです。
また詐欺や殺傷事件なども相次いで起きており、安全安心の国であったはずの日本の治安も揺らいでいます。危険が身近に迫っているのではないかとの危機感を覚える昨今です。日々の生活場面でも、米の価格をはじめ諸物価の高騰が続き我々庶民にとっては頭痛の種となっています。
海外では豪雨や旱魃などにより各地の人々が苦しめられています。そうした状況と呼応するかのように、戦争や紛争も激化しています。殆どの民主国家でインフレによる生活不安を原因とする極右の台頭があり、各国の政治情勢が悪化してきました。
一方でロシア、中国、北朝鮮など独裁国家は民主国家の弱体化を好機と見て攻勢に乗り出しています。軍靴の響きが大きくなりつつあると感じるのは私だけでしょうか?このまま世界の分断が進めば、何かのきっかけで第三次世界大戦に突入しないとも限りません。
来年はそうした変化の分水嶺の年になるかもしれず、何もできませんが、気を引き締める必要もありそうです。来年が何とか良い年になるよう祈念しつつ、本年最後のブログをアップします。宇太水分神社境内には頼朝杉(二代目)と書かれた案内板がありました。
頼朝杉の案内板。
初代の頼朝杉が残っていたら、幹囲が10m超級の杉になっていたかもしれず残念です。
頼朝杉の根元部分。画像サイズを大きくしています。
根元の樹皮がはがれ、腐朽しつつあるようです。将来に備えて三代目を用意しておく必要がありそう。
主幹部。
見上げます。
有霊石(ゆうれいいし)とその案内板。画像サイズを大きくしています。
祓戸神社・稲荷神社の案内板。画像サイズを大きくしています。
この一角だけ別途玉垣に囲われています。前回で見た本殿の左手には夫婦杉が鎮座していました。
夫婦杉です。画像サイズを大きくしています。
上部を撮影。
根元部分。画像サイズを大きくしています。
主幹部。
幹囲は5.4mとのこと。立派なしめ縄が巻かれご神木となっていますが、今まで見てきた巨木と比較すればやや物足りない。幹が上の方まで直立しているので、余計そう感じるのかもしれません。
二股部分。右側の幹がやや太い。
二本に分かれた幹。
宇太水分神社にはそれほど太くはないものの、数本の巨木があり、何と言っても国宝の社殿が素晴らしく、これが最大の見どころだったと思います。
同社を辞して次の目的地に向かいます。
コメント