1945年–現在
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1945–1946年 - ニコライ・ボゴリューボフがBBGKY階級を用いた古典統計系のための運動方程式の微視的導出のための一般的手法を開発する。 1947年 - ボゴリューボフとキリル・グロフが量子統計系の運動方程式の微視的導出のためにこの手法を拡張する。 1948年 - クロード・シャノンが情報理論を確立する。 1957年 - A.S.カンパニエーツがコンプトン散乱についてのフォッカー・プランク方程式を導く。 1957年 - 久保亮五が輸送係数に対するグリーン・久保の公式を初めて導く。 1957年 - エドウィン・トンプソン・ジェインズが情報理論から熱力学の最大エントロピー解釈を与える。 1960–1965年 - ドミトリー・ズバレフが非平衡統計演算子の手法を開発する。これは非平衡過程の統計理論における古典的道具となる。 1972年 - ヤコブ・ベッケンシュタインがブラックホールはその表面積に比例するエントロピーを持つことを提案する。 1974年 - スティーヴン・ホーキングがブラックホールはブラックホール蒸発を引き起こす可能性のある黒体スペクトルを持つ粒子を放射することを予測する。 1977年 - イリヤ・プリゴジンが平衡からかけ離れた熱力学系における散逸構造に関する研究でノーベル賞を受賞する。エネルギーの移入と散逸は熱力学第二法則を逆転させる可能性がある。
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