新型コロナウイルスによって、全世界のひとびとがかつてない体験のただなかにあります。
「水俣」を伝えるという活動を通じて、人間的想像力を問う活動を重ねてまいりましたが、コロナ禍にあって、人間的想像力の可能性をさらに意識しています。

現在、だから「水俣」に学ぼうではないか。奇病への恐怖、患者への差別。しかも、感染るものでなく隠蔽に彩られた人の為した病いなのに、60年以上経ても、検診もせず、補償も行わない。それがどんなことなのか、今こそ思いを馳せよう。水俣の人々は、それでも「じゃなか娑婆」へと希望を捨てない。

学びの導き手として、（有）くんぷる　さんのご援助をもって『いま、「水俣」を伝える意味〜原田正純講演録』（2015年9月30日改訂版発行）をpdfファイルで公開いたします。

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