ウェブマスターツール Fetch as Google の「URLをインデックスに送信」で再クロールをリクエスト

[レベル:中級]

URLのクロールをリクエストする機能がGoogleウェブマスターツールに加わりました。

「Fetch as Googlebot」の実行後に「インデックスに送信」という操作が可能になります。

Fetch as Googlebot実行後の「インデックス送信」

「インデックスに送信」することでGoogleに速やかなクローリングを要求することができます。

通常は1日以内にクロールされます。

ただしクローリングを保証するものではありません。
あくまでもクローリングのリクエストです。

インデックスの送信には2種類あります。

  • URL
  • URLとすべてのリンクページ

インデックスに送信のタイプを選択

「URL」はFetch as Googlebotで取得したURLだけのクローリングをリクエストします。
「URLとすべてのリンクページ」はFetch as Googlebotで取得したURLに加えて、そのページからリンクしているページも合わせてクローリングをリクエストします。

リクエストの数には上限があります。
URLだけを送信する場合は1週間に50件まで、リンクページを含める場合は1か月に10件までです。

残りいくつ送信できるかはFetch as Googlebotのページに表示されています。

今のGoogleは、定期的なクローリングやリンク、XMLサイトマップ、RSSフィードなどさまざまな手段でURLを発見し、インデックスのスピードも驚くほど速くなっています。

僕のブログでは、新しい記事は公開してから数秒後にはインデックスされています。

新たに追加された「インデックスの送信」は常に利用する機能ではなく、たとえば次のようなケースで役立ちます。

  • 新規にサイトを公開したとき
  • 重要なページを追加したとき
  • すでにインデックスされているコンテンツを新しい情報で更新したとき(例:イベントのスケジュール更新)
  • 意図していない情報を間違って公開してしまいそれがキャッシュされていた場合に上書きしたいとき

新しいサイトはロボットの訪問頻度が低いのでこちらから呼ぶというのは意味がありますね。
既存のサイトであっても、新しい情報を一刻も早くインデックスしてほしいときも利用価値があります。

毎日毎日すべてのページに対してクローリングを要求する必要はないでしょうから、上限が設定されていても困ることはないはずです(Googleにしてみたら、無制限にリクエストされるのは迷惑な話にも思えますしね)。

「1分1秒でも早くインデックスしてほしい!」、そんなときにはFetch as Googlebotの「インデックスに送信」を利用するといいでしょう。

【参照ソース】