Google翻訳で自動翻訳したコンテンツは検索エンジンスパムになるかも

自分のサイトを海外進出させたい
でもコンテンツを外国語に翻訳するには手間もお金もかかる。

そうだ、いい手があった。
Google翻訳を使えばあっという間に翻訳できるし、しかもタダ。

もしこんなアイディアでグローバルにサイトを展開しようと考えているなら、待ったほうがよさそうです。

Google翻訳
に代表されるような自動翻訳ツールを使って別の言語に訳したコンテンツは、Googleがウェブマスター向けガイドラインで禁止する「自動生成ページ」に相当します。

Matt Cutts(マット・カッツ)氏が明らかにしました。

今ここで明確にしておこう。
僕たちがガイドラインで言っている、自動生成したコンテンツは自動翻訳したテキストにも当てはまる。

「他の言語に翻訳する」と書かれたウィジェットとか、そういうようなものを追加するほうが好ましい。
いくつもの言語に自動翻訳して、それをコンテンツとして単にアップしてはいけない。

自動翻訳ツールによる翻訳コンテンツがコンピュータによって機械的に作られた自動生成コンテンツであり、ガイドラインに違反しているということは、実は目新しい情報ではありません。

半年ほど前に、Web担当者Forumの連載コーナーでもピックアップ(※4つめの記事)したことがあります。

Matt Cutts氏のビデオの公開から1週間後には、米国版のGoogleウェブマスター向け公式ヘルプフォーラムでGoogle社員のJohm Mueller(ジョン・ミューラー)氏が、同じように自動翻訳コンテンツがガイドライン違反であることをコメントしています。

First off, our Webmaster Guidelines are clear that you must prevent auto-generated content from being indexed (automatically translated content would fall into that category), so you should make sure that you are absolutely only submitting content that has been manually translated or originally written in Thai. While using a machine translation is a great way to start, you really, really need to make sure that this kind of content is blocked from being crawled & indexed. 

ひょっとしたら誤解させてしまっているかもしれませんが、翻訳ツールを使って翻訳コンテンツをユーザーに提供すること自体に問題はありません。

自動翻訳でできあがったコンテンツ(ページ)を検索エンジンに公開すること、つまりインデックスさせて検索結果に出すことが問題になってくるのです。

自動翻訳ツールを使って翻訳するなら、Matt Cutts氏が言うようにJavaScriptなどによるウィジェットを準備し自からのアクションでユーザーに翻訳を実行させるか、Johm Mueller氏が言うようにGoogleがクロール・インデックスしないようにブロックしておきます(ブロックするには、robots.txtかnoindex robots metaタグを使うといいでしょう)。

翻訳コンテンツをGoogleに対しても公開するならば、人間が本当に翻訳したコンテンツを使わなければなりません。