SlideShare a Scribd company logo
運用業務でのRedmine
shinagawa.redmine 第5回勉強会
2013.06.29 @tkusukawa
はじめに
ここでご紹介するRedmineの使い方は
単なる一例です。
「こうすべき」というものではありません。
気付いたことや疑問に思ったことを
是非ワークショップで話題にして下さい。
→ そのために想ったことはメモ
→ できれば ツイッタ#47redmine で共有
運用で大切なこと
→ 管理情報が
腐っていないこと
腐った情報って?
・最新でない、または
最新かどうか解らない情報
・信憑生が無くて
使えない情報
→ 放っとくと 腐ります。
情報を腐らせないために
・情報の所在を明確に
・情報のステータスを明確に
・情報間の関連を明確に
で、具体的にどうするか…?
→ Redmineでしょ!
最新情報を集約させる
運用例:サーバ台帳
1サーバ(ノード)=1チケットに起票
資産情報から経緯や注意点等、雑多な情報を
チケット本文や添付ファイルに書いて共有できる
IPアドレス等おきまり情報はカスタムフィールド
→ カスタムクエリで一覧化できる
サーバのステータスを明確化
→ 構築中、開発環境、本番稼働、停止中、廃棄(終了)
.. etc
いつ、誰が、どの情報を、どう変えた、が残る
 システム台帳チケット等と相互に関連付けることができる
 この他、ラック台帳、資産コード台帳、PJコード台帳…
運用例:本番作業チケット
本番稼働中のシステムでの予定作業を起票
作業者、確認者等はカスタムフィールド
作業準備のステータスを明確化
→ 調整中、手順作成中、手順確認中、許可、
実施中、完了報告、終了
歴代の作業の記録が残る
 関連する過去の作業と相互に関連付けることができる
No Ticket, No Work!
運用例:議事録
1会議=1チケットに起票
前回の議事録と相互に関連付けることができる
チケットの本文に議事内容を記述
→ 定型票: Issue Templateプラグインが便利
→ 参加者に追記修正してもらう
→diffが見れる。いつ、誰が、どこを、どう変えたか明白。
チケットの本文に回覧チェック表を設ける
参加者はチケットを編集してチェックを記入
→ 回覧順番を待たずに確認・修正できる
→ チェック状況がリアルタイムに解る
→ 担当者を設定してチェックを催促
運用例:質問箱(FAQ)
 総務や経理への質問をチケットに書いてもらう
 最初の担当者は「窓口の人」
 「窓口の人」は質問の内容をみて、答えられる人に回す
→ たらいまわしOK。白昼の元で押し付け合い。
 責任を伴うものは責任者に回して了承を得る
 回答を本文に書いたら質問者に回す。
 質問者は回答を確認し、お礼を書いてクローズする。
 過去の類似した質問を相互に関連付けることができる
 過去の質問とその回答を検索することができる
運用例:作業依頼フロー
PC手配、社内システム設定、等々雑多な依頼
依頼事項をチケットに起票してもらう
簡易的な承認フローを回せる
ユーザ → ユーザ上司 → システム上司 → システム担当
依頼者が対応状況を確認できる
依頼の内容や量を振り返ることができる
(妥当性承認) (負荷分散)
フロー遷移をRedmineで制限→ △:最小限で始めて必要に応じて制限するのが吉
人がルールを守る→ ◎:ルールをWikiに書いておくと良い
運用例:残業チケット
フロー
① 担当者:何の作業で何時まで残業するかを【提案】
② 管理職:提案の残業を【依頼】(お願い致します)
③ 担当者:翌朝、残業結果を【報告】
④ 管理職:残業結果を【確認】→ねぎらってクローズ
「どうせ遅くなるからと思ってだらだら」を抑止
管理職に業務状況を知らしめ、責任を負わせる
周囲のメンバーから何やってるかが見える
まとめ
運用例
サーバ台帳
本番作業チケット
質問箱(FAQ)
→ 疑問や発想をワークショップへ
 Redmineの役割
情報を腐らせない(最新に保つ)
情報の所在、状態、関係を明確にする役割
情報の棚卸は必要
→ 起票されていることが重要
→ 棚卸できる状況を作る役割
議事録(回覧チェック運用)
作業依頼フロー
残業チケット
リーダーがやる気ないと誰もやらない(肝)

More Related Content

運用業務でのRedmine