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2013年、
一番「キテ~ル」と言われる、
“フラットデザイン”。
それって、ナニ?
というお話し。
“フラットデザイン”ってのは、コレですよ。コレコレ。
“フラットデザイン”をコトバでまとめてみると・・・
■立体的ではなく平面的
■視覚効果をもたらすエフェクトを使用しない
となります。ドロップシャドウ、グラデーション、エンボス、ベベルといったデ
ザインソフトのエフェクトを極力使用せず平面的に仕上げるデザインの事。
“フラットデザイン”の対極にあるもの
=リッチデザインと仮に呼んどきマス。
その①
リッチデザイン その②③④
並べてみると、よくワカル。
もともとフラットだったFaceBookロゴも、ますますフラット化しましたね。
old new
なぜ、“フラットデザイン”が
隆盛となったのか?
その話を説き起こすためには、
約30年前に遡らねばなりません。
1986年、
アメリカにおいて
“DTP”革命勃発!
1986年Aldus社よりページレイアウトソフト「PageMaker」が
発売された。Macintoshコンピュータとの組み合わせにより、
それまでのデザイン・印刷の分業体制が一元化された。
その後、
ページメーカー/クォークエクスプレス/イラストレータ/フォトショップ/インデザイン
といったDTPソフトが続々と開発され、デザイン・出版界のデ
ファクトスタンダードとなる。
一つのソフトウエア上で、テキスト入力、画像描画、画像合
成が可能になり、要するにデザイナー1人で何でもやるよう
になった。
その結果、写植屋さんと版下屋さんはこの世から姿を消した。
合掌
DTPソフトでやってることw ①
DTPソフトでやってることw ②
DTPソフトを利用して、こんなコテコテの作りこみ=リッチデザインを行って
きたのです。
そんなリッチデザインの時代が長く続いていたのですが、
それが、ここへ来て“フラットデザイン”が隆盛を迎えようとしています。
何故か?
答え。
みんなコテコテの作りこみデザインに、
秋田。
いや、
飽きたから。
・・・というのは、反面の真実で、もう反面の真実は
①デバイスが増えたから
◆スマホ、タブレットなど印刷物、PC以外の端末が急速に普及し
た。この小さな画面上においては、シンプルで余計なものが無い
デザインは非常に扱いやすい。
◆また重要な装備である“タッチパネル”では、シンプルなイン
ターフェースを構成する必要があったことも大きなポイント。
◆更に、AndroidやAndroidタブレット、
iPhoneと言った解像度の違うデバイス
において、制作側はスケーラビリティを
考慮する必要があり、その結果、
こうした状況の変化にも簡単に適応
しやすいスタイルが求められたこともある。
もう一つの真実は、
②非デザイナーが
デザインするようになったから
◆コーダーやデベロッパ。ひいてはwebディレクターやインフォメーション
アーキテクトなどの方々が“デザイン”を行わざるを得ないような環境に時代
がしてしまった。
◆その理由 1:お金が無い
◆その理由 2:時間がない
◆何故そうなるのか? 1:
→デバイスが増えて対応しなければならない作業が増えた
◆何故そうなるのか? 2:
→個人が発信可能なチャネルが増えすぎて、プロアマ混合の時代になり
「別にプロが作るようなコテコテじゃなくても用が足りるじゃん!」と
みんなが思った。
おさらい。
<フラットデザイン5ヶ条>
①グラデーションを使わない!
②質感は無視して、とにかく塗りつぶし!
③形に迷ったら正方形!
④カラフル大事!ビタミンカラーよりもちょっとくすませて!
⑤整列して並べて、気持ちよく配置!
※D シンタロヲフレッシュ さんによるものです
素敵なフラットデザインのサイト①
素敵なフラットデザインのサイト②
ちょっと似て非なるものとして“ミニマルデザイン”のサイト
ま、でも、作りこんだものの方が圧倒的にイマジネイティブで洗練されてて使いやすいと思うよ。
おしまい。

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