Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Spring」関連で5件の脆弱性 - 3件が「クリティカル」

ウェブアプリケーション開発基盤「Spring Framework」や周辺において複数の脆弱性が報告されている。一部は深刻な脆弱性と評価されており、注意が必要だ。

Pivotalによれば、「Spring Framework 5.0.5 RELEASE」といずれかのバージョンの「Spring Security」を組み合わせた環境において、認証を回避される脆弱性「CVE-2018-1258」が存在するという。

脆弱性の重要度については、「クリティカル(Critical)」と評価しており、悪用を防ぐには「同5.0.6.RELEASE」以上を利用する必要があるとしている。

また「Spring Integration Zip Community Extension」に細工された圧縮ファイルを扱った際、パストラバーサルが生じる脆弱性「CVE-2018-1261」が判明した。同じく「クリティカル(Critical)」と重要度をレーティングしており、「同1.0.1.RELEASE」が提供されている。

(Security NEXT - 2018/05/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

CDNソフトウェア「Apache Traffic Control」に深刻な脆弱性
「Webmin」に深刻な脆弱性 - 4月のアップデートで修正済み
トレンドの「Apex One」に複数の脆弱性 - 権限昇格のおそれ
Acclaim Systems製畜産管理ソフトの脆弱性悪用に注意喚起 - 米政府
「Adobe ColdFusion」に定例外パッチ - PoCが存在、緊急対応を
BGPルート広告の管理ツール「GoCast」に複数の深刻な脆弱性 - アップデート未提供
「Apache Tomcat」に脆弱性 - 前回修正の不備が判明
「Apache Tomcat」に競合状態からコード実行が可能となる脆弱性
「Apache Superset」に権限外のDB操作が可能となる脆弱性
「MS Edge」にアップデート、4件の脆弱性を修正