弁護士の北村晴男氏(61)が9日、フジテレビ系情報番組「直撃LIVEグッディ!」(月〜金曜後1・45)に生出演。相撲界のしきたりや横綱白鵬(32)の取り口を批判する横綱審議委員会に物言いをつけた。
番組ではこの日も大相撲界の騒動について特集。5日のけいこ総見で、貴乃花部屋の3力士が洋装で繁華街を歩いていたことについて日本相撲協会の鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)と春日野広報部長(元関脇栃ノ和歌)が口頭で注意したことや、この日のけいこで白鵬が横審から批判されていた張り差しを見せたことなどが話題となった。
力士の服装について、MCの安藤優子キャスター(59)が「クリーニング屋さんにちょっと行くとか、コンビニに行くとか、ついそこらへんまでの近所だったら(ラフな格好でも大丈夫なのか)」と問いかけると、相撲評論家の大隅潔氏(75)が「それは文句言われません」と応じたが、北村氏は「『ついそこらへん』って何ですか? 一体」とツッコミ。「10キロなんですか、30キロなんですか、5キロなんですか。そんなあいまいなことで人を注意するなんてどうかしてますよ」と指摘した。
さらに横審が張り差しをはじめとする白鵬の取り口について苦言を呈したことについて、北村氏は「張り手は禁じ手じゃないでしょ。張り差しもルール違反ではない。スポーツではないんですか、相撲ってのは。頭おかしいんじゃないですか」と批判、横審が自分たちの美学を押し付けているとした。
これについて安藤キャスターが、横審にファンから白鵬の取り口について「不満の声が寄せられている」という、北村正任委員長のコメントを紹介すると、北村氏は「横審がこれまでそういうことを言い続けてきました、確かに。訳の分からないあいまいなことを。品格がどうとか。取り口がどうとか。それを言ってきたから、一般の方もそんなもんかなと思って言っているだけじゃないんですか」と声を荒らげてバッサリ。MCの高橋克実(56)も「北村さんが何でテンション高いのかがわからないですね」と困惑していた。