来月24日、日米など発売
米アップルは9日、腕時計型端末「アップルウオッチ」を日米など9カ国・地域で4月24日に発売すると発表した。4月10日から予約を受け付ける。アップルとしては2010年発売のタブレット端末「iPad(アイパッド)」以来の新分野の製品となる。身につけることができるウエアラブル端末では、韓国のサムスン電子やソニーなどが腕時計型を発売済み。後発ながらも“真打ち”の登場で、期待ほどの成長は見せていないウエアラブル市場の起爆剤になると期待されている。
ただ、アップルウオッチはスマートフォンの「iPhone(アイフォーン)」との連動製品で、単独で購入しても意味がない。バッテリーは18時間しかもたず、価格も高額で、スマホのような新市場を創出するのは難しそうだ。
手首から通話・メール
「私は5歳の時からこの日が来るのを楽しみにしていた」
サンフランシスコで開いた新製品発表会で、アップルのCEO(最高経営責任者)、ティム・クック氏(54)は、誇らしげにこう語った。