日産自動車は8日、運転席が中央にあり、後部座席に2人乗れる三角形状のスポーツ電気自動車(EV)「ブレイドグライダー」を東京モーターショーに出展すると発表した。市販化を視野に入れ開発を進めている。
航空力学に着目し、三角(デルタ)翼の形状を採用した。路面に車体が吸着したような感覚で運転が楽しめるという。また、空気抵抗を極限まで軽減して走行距離を伸ばしつつ、カーブ走行の操作性や加速性能を高めた。
担当者は「ドライビングというより、(空を滑るように飛行する)グライディングのような感覚」と話している。
このほか、モーターショーでは今年度中に全面改良して発売するセダン「ティアナ」や、1月発売予定のミニバン「エルグランド」の一部改良モデルなども出展する。