11月からマラソンシーズンが本格化し、女子も11月15日の「さいたま国際マラソン」から来年のリオデジャネイロ五輪代表をめぐる争いが始まる。8月の世界選手権(北京)で日本人トップの7位に入賞した伊藤舞(大塚製薬)が代表に内定し、残るイスはわずか2つ。来年1月の大阪国際、3月の名古屋ウィメンズに有力選手が多く集結し、激しい争いが繰り広げられそうだ。
(丸山和郎)
さいたまは未知
財政難を理由に昨年で終了した横浜国際女子マラソンの後継大会として、さいたま国際が初めて開催される。19日に招待選手が発表されたが、ベテランの渋井陽子(三井住友海上)や2011年世界選手権代表の中里麗美(ニトリ)ら復活を目指す選手が多い印象。日本陸連のナショナル・チームのメンバー9人の名前はなく、代表選考会としては寂しい顔ぶれとなった。