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ガトランティス星は中韓!? 「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」古代進&桐生美影インタビュー

「古代進」小野さん、新キャラ「桐生美影」中村さん、PD郡司さんが語った“真実”

 一昨年春と昨春の本コラムでご紹介した日本製アニメの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」(1974年10月~75年3月、全26話)のリメイク版アニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」。まず2012年4月、映画館で先行上映を始め、それを順次DVD化し、最後に昨春からテレビアニメ化をスタートさせるというこれまでとは真逆のビジネスモデルで大成功を収めました。

 映画の最終章(第7章)の上映とテレビ放映をオーバーラップさせる形でフィナーレを迎えるという盛り上げ方も見事で、映画全7章もヒット。テレビ放送の方も予想以上の高視聴率を上げた局も少なくなく、推定400万人が視聴。当時熱狂した団塊ジュニア世代以上はもちろん、小学生を中心に若い世代のファンの開拓にも成功しました。

 全7章のDVDとブルーレイは累計50万本を売り上げ、プラモデルなど関連商品の売り上げを中心とした経済規模(映画興収含む)は100億円を突破したといいます。

 その勢いに乗り、12月6日から全国で完全新作劇場映画「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟(はこぶね)」(総監督・脚本=出渕裕)も公開されています。テレビシリーズの第1作からちょうど40年を迎えたメモリアル・イヤーである今年、公開となった本作ですが、映画版全7章もテレビ放送も欠かさず見ていた記者も早速、観に行き、予想以上の出来映えに大興奮!。

 というわけで今回、2199でずっと、メーンキャラ(戦術科士官)のひとり、古代進役を務めた声優の小野大輔さん(36)と、この新作で重要な役割を担う新キャラ、桐生美影(女性技術科員)役の声優、中村繪里子さん、そしてプロデューサーのひとり、郡司幹雄さんの3人にお話をお伺いしました。

 ここから先はかなりネタバレが含まれていますので、これから映画を観ようというみなさんは、後半まで飛ばしていただければと思います。

こんな民族に“火焔直撃砲”を持たせて…

 まずはストーリーから。この新作は、全7章で無事地球に帰還したヤマトが、苦難の航海の途中に巻き込まれた知られざる戦いを描いています。

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