【ロンドン=内藤泰朗】男子テニスの年間成績上位8人による今季最終戦、ATPツアー・ファイナル第5日は13日、ロンドンで1次リーグB組最終戦が行われ、アジア選手初出場で世界ランキング5位の錦織圭(日清食品)が、同組2位で準決勝へ進出を決めた。
錦織は同8位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が負傷欠場のため、補欠から急遽出場した同10位のダビド・フェレール(スペイン)に、4-6、6-4、6-1で逆転勝ちして2勝1敗となった。2連勝のロジャー・フェデラー(スイス)が1勝1敗のアンディ・マリー(英国)から第1セットを6-0で奪ったため、順位決定規定により、錦織はB組2位で1次リーグ突破が決まった。同組1位のフェデラーは6-0、6-1でA・マリーに完勝し、3連勝となった。
各組2位までが準決勝に進み、錦織は15日にA組1位の選手と対戦する。A組最終戦は14日に行われる。