総選挙での「希望の党」の敗北を受け、同党代表の小池百合子・東京都知事が22日、パリで行った共同記者会見の発言は以下の通り。
--総選挙をどう総括するか
「突然の解散の中で『希望の党』を立ち上げた。候補者を集めるところから始まって、政策綱領等々決めながら、まさに走りながらの選挙戦でした。
今回は、厳しい有権者の判断が下ったものだと思います。『希望の党』は安倍一強政治の受け皿と考えていたが、残念ながら、受け皿と言うよりは、みなさんからのご批判をいただく対象になった。本当に悔やんでいるところがございます。都知事選、都議選と2連勝だったのが、今回は完敗だとはっきり申し上げたいと思います。
改めて私自身がどうあるべきなのか。自らを反省しつつ、国民、都民のみなさんからの『都政に邁進(まいしん)せよ』というメッセージだと受け止めております。都政については、しっかり対応して『都民ファースト』という言葉通りのことを実現したい。
国政については、議員になられるみなさま、国会に戻ってこられるみなさん、今回出馬された新人のみなさんなどの声をしっかり受け止めながら、国政は国会議員のみなさんで進めていただけるように体制づくりをしていきたいと思っています」