民主、維新が幹事長会談 与党の国会運営に反発

 民主党の枝野幸男、維新の党の柿沢未途両幹事長は3日午前、国会内で会談した。両氏は、同日午後の衆院平和安全法制特別委員会の質疑が浜田靖一委員長(自民党)の職権で決められた問題について「強引な進め方」との認識で一致。質疑を結束して欠席する方針を確認した。民主党の安住淳国対委員長代理は3日午前の記者会見で「委員会開催を強行したら与党側が審議を拒否したことになる」と牽制(けんせい)した。

 これを受け、自民、民主、維新の3党の同委筆頭理事が3日昼会談し、同日の質疑は行わず、4日午前に改めて今後の審議日程を協議することを決めた。

 野党の動きに対し、自民党の高村正彦副総裁は党本部で記者団に「野党が審議に応じようとしないのはどういうことか。憤りを感じる。野党は(国民に安全保障法制を)理解されたら困ると思っていると断ぜざるを得ない」と批判した。

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