「木を見て森を見ない議論」 安保めぐる野党批判に首相反論

 安倍晋三首相(自民党総裁)は25日の党役員会で、集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法案の審議をめぐり、野党側から自衛隊員のリスクが高まるとの反発が出ていることに対し、「木を見て森を見ない議論が多い」と批判した。

 首相は「安保環境が厳しくなる中で国民のリスクが高まり、そのリスクを自衛隊員が担っている」と指摘。26日から衆院本会議で始まる法案の審議については「国民のリスクを低くしていくための法整備であるという本質的な議論をしっかりやっていきたい」と述べた。

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