産経新聞社(東京都千代田区)がオリジナル酒「佐渡 学校蔵発 辛口産経」を本数限定で製造し、インターネット限定で販売している。売れ行きは好評で、すでに残りわずかになっている。
「佐渡 学校蔵発 辛口産経」は新潟支局の記者が新潟・佐渡の酒蔵、尾畑酒造(平島健社長)が進める「地域おこし」を取材し、その趣旨に賛同し、支援しようと取り組んだ。
尾畑酒造は、廃校となった島内の小学校の木造校舎を、島民と来島者の交流や、一般人が酒造りを学べる拠点に改造し、「学校蔵」と名付けた。
昨年末、新潟支局の市川雄二記者が学校蔵を取材した際、酒造り体験を勧められ、社のプロジェクトとして取り組むことになった。
市川記者は、5月には田植え、7月には1週間泊まり込んで、仕込み作業にも参加した。
味わいは産経らしい「極上辛口」を目指し、まさに「力強い辛さ」の酒ができた。
辛口産経は酒米「越淡麗」を100%使用した精米歩合60%の純米酒(リキュール扱い)で、アルコール度数18度、無濾過(ろか)原酒。約1500本の限定販売。
購入は産経デジタルが運営する産経ネットショップ(http://sankeishop.jp/)へ。価格は720ミリリットル2300円(送料は産経デジタルが負担)。
このプロジェクトの様子は、紙面では、4月から隔月で連載企画「学校で酒をつくってみる〜トキの島から」を掲載し、WEB版「産経ニュース」では4月から毎週日曜日に日本酒について手軽に学ぶ「学校蔵の日本酒塾」を連載している。