マルマンは27日、「禁煙パイポ」をベースに開発した電子たばこ「電子パイポ」を4月下旬から全国のコンビニエンスストアや小売店で順次販売を開始したと発表した。香料入りの液体を電気で加熱してその蒸気を吸って楽しむ商品だが、電子たばこで問題視されている発がん性物質のホルムアルデヒドを含まないのが特徴だ。
香料のフレーバーリキッドは純国産のペパーミントの香り。既存製品の多くで使われている、ホルムアルデヒドを発生する可能性のある香気化学物質を使わず、エタノールで代替したため安心して香りを楽しめる。
同社は1984年に子会社を通じて禁煙パイポを発売。30年を超えるロングセラー禁煙グッズとして普及している。改良を重ねた吸い口の心地よさなど禁煙パイポで培った技術を生かし、また充電池を制御してやけどなどの事故防止にも配慮したという。
価格は本体と香料、充電池のパケージで2800円(税別)。月間5万の販売を目指し、香料の種類も順次増やしていく。