26日午前7時ごろ、富士山の山梨県側登山道の頂上付近で「登山していた女性の頭に落石が当たり、けがをした」と119番通報があった。富士吉田署によると、20代女性が死亡した。
県によると、落石は午前5時ごろにあり、一緒にいた登山者らが女性をいったん山頂に運んで運搬車に乗せ、8合目に常駐している医師と合流して5合目に運んだが、死亡が確認されたという。
事故を受け、県は標高3450メートルに当たる8合5勺(しゃく)地点から山頂までの登山道を通行止めにした。
現場付近は昨年10月の台風の影響とみられる石積みの崩落で通行止めになり、今年7月9日に仮復旧したが、石をネットで覆い、一部は登山道の幅が狭くなっている。
富士吉田署は、落石が自然発生したのか、登山者が落としてしまったのかなど、詳しい状況を調べる。