10代の少女にわいせつな行為をしたとして、静岡県青少年環境整備条例違反罪に問われた静岡市駿河区の自営業、吉村友利被告(36)の判決公判が19日、静岡地裁であり、佐藤正信裁判官は無罪を言い渡した。吉村さんは平成28年8月に県立美術館で開催された粘土教室でインストラクターをしていた際、当時15歳の少女の尻を触るなどしたとして逮捕、起訴された。
佐藤裁判長は「被告人が少女の尻付近を手で触れたことは認められる」としたものの、「被告人がわいせつ性を認識した上で触ったと認めるには合理的疑いが残る」と結論付けた。
吉村さんは「無罪を勝ち取ることができてほっとしている」とコメント。静岡地検は「判決内容を確認していないので、コメントできない」とした。