名前の由来である、ブロック同士の「絡み合い」(cling)により
沈下や抜け出しを防ぎ、安定性の高い消波ブロックです。 |
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用 途 |
・海岸の離岸提、突堤、消波工、被覆ブロック工 など
・河川の根固工、水制工 など |
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特 長 |
① |
安定性 |
ブロック先端の六角型の角頭部が、隣接するブロックと絡み合い、沈下や抜け出しを防ぎ、安定性が高い。 |
② |
減勢効果 |
ブロック間に適度な空隙を形成し、波のエネルギーを吸収分散して、高い減勢効果を有する。 |
③ |
施工性 |
製造 |
型枠の組合せ種類数が少なく、組立・脱型が容易である。 |
据付 |
方向性や複雑な噛み合わせがなく容易に施工できる。 |
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詳 細 図 |
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規 格 諸 元 |
※参考質量は、コンクリートの単位体積質量を 2.3 t/m3 として計算したものです。 |
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構 造 ・ 適 用 条 件 |
ブロッックタイプ |
対称突起型 |
積み方 |
整積、乱積 |
空隙率 |
53%(乱積みの場合) |
護岸の力学設計法
異形コンクリートブロック係数 |
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無次元定数:α |
1.2 |
この時のブロックの比重は 2.22 |
群体係数:β |
1.5 |
ハドソン式 |
KD値 8.3
※港湾における傾斜構造物の法面を被覆する場合のブロック所要質量の算定には、
「安定数を用いたハドソン公式」が用いられる。
その場合のNsは、下式により決定される。
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安定性の照査 |
計算書提出可能 |
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環 境 機 能 |
(1)海岸環境 |
○クリンガー水産協調型 |
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クリンガー水産協調型 |
環 境 項 目 |
評 価 結 果 |
①藻場機能 |
構造上の特徴 |
ブロック表面にスリットを設けて、より稜角部を増やすことで藻類をより着生しやすくした。またポーラス板や藻場増殖プレート等の取付も容易に出来る。 |
着生効果 |
アラメ、ワカメ、ホンダワラ類 |
実績 |
長崎県内院漁港、長崎県田助漁港など |
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