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Matzにっき

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2006年11月27日 [長年日記]

_ Seasarメディア準備号 - ひがインタビュー

ひがさん、めっちゃRails意識してます、という話。

私自身はJavaやその上のSeasarを使う必要も、予定も、興味もないのだが、 技術動向としてはいつも注目している。

そういう「部外者の観点」から見ると、 Seasarプロジェクトのプロダクトは、 どれがなんだかすぐにわからなくなる。 Churaってなにとか、Buriってなにとか。

沖縄語(方言と呼ぶべき?)に使えそうな語彙がたくさんあるのは、 すごくいいことだと思うけど、耳になじんでないうえに、 それぞれの単語とプロジェクトの間に 連想が効かないのは結構つらい。

きっと中に入ってなじんでしまったら、なんでもないんことなんだろうな。

ところで、ChuraはJava界のRailsになることができるのだろうか。 つまり、適切なフレームワークの設計やツールの支援があれば、 Ruby抜きでRails(の本質)を実現できるのだろうか。

個人的にはLisp on Railsならば、やれば出来そうな気がするけど、 Java on Railsってのは相当難しい気がする。 たとえ、「3分でWebアプリケーション」が作れても。

そこはしばしばRailsの利点といわれているけれども、 Railsの本質はそこではないような気がするから。

_ 20XX年のユビキタス、ロボット、Web/Tech総研

対象領域が近いのでえとさんの予測が特におもしろかった。

未来予測は当てようと思うとしんどいが、 利害関係なくただ単に考えるだけならけっこう面白いなあ。

じゃあ、私も予測してみよう。

プログラミング言語も超メニーコアの時代になって、 1PCに65536個くらいCPUが載るようになると 並列性を人間に取り扱える形で(つまり、あまり見せないように)、 取り扱える言語が求められるようになり、 FORTRANのベクトル化技術に類似するものが復権して スクリプト言語を含めて広く利用されるようになる。

か、並列化が行いやすい副作用のない関数型言語が今とは別の意味で注目される。

とかね。


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