■筆者プロフィール山田有真
名古屋を拠点とするフリーランスの編集者・ライター。グルメ・レジャー・音楽・映画など幅広いジャンルを取材・執筆。第3世代以降のK-POPが好きで、SNSで推しケミの動画を漁るのが日課。旅とビールと猫が好き。X(Twitter):@yuma03303
名古屋を拠点とするフリーランスの編集者・ライター。グルメ・レジャー・音楽・映画など幅広いジャンルを取材・執筆。第3世代以降のK-POPが好きで、SNSで推しケミの動画を漁るのが日課。旅とビールと猫が好き。X(Twitter):@yuma03303
■2,980円から“店内全メニュー”が80分食べ放題!
全国で3店舗しかないという、ケンタッキーの“食べ放題”。対象店は、東京都町田市にある『南町田グランベリーパーク店』、愛知県名古屋市にある『ららぽーと名古屋みなとアクルス店』、大阪府吹田市にある『ららぽーとEXPOCITY店』だ。
今回筆者が向かったのは、名古屋市港区にある『ららぽーと名古屋みなとアクルス店』。平日・土日祝ともに11時開店、土日祝のみランチタイムは17時まで、17時からディナータイムという区切りがもうけられている。
食べ放題は80分制、料金は大人2,980円・小学生1,280円、土日祝のディナータイムのみ大人料金は3,480円。驚いたのは、この料金に“ソフトドリンクの飲み放題”も含まれていたこと!ドリンクまで“放題”が付いているなんて、太っ腹すぎる。
入店時は店頭のタッチパネルで受付。受付が完了すると、番号札が発行され、それが入店時のチケット的な役割となっていた。
料金は先払いで、受け取った伝票に退店時間が記載される仕組みだ。「延長とか出来るんですか?」と、スタッフさんにカラオケのような質問をしてしまったが、延長は不可。食べることに集中しすぎず、時間の自己管理も必要なようだ。
後ほどメニューも紹介するが、日本に3店舗しかないケンタッキーの食べ放題は、いわば“時間制のビュッフスタイルレストラン”のようだった。店内には、定番の「オリジナルチキン」をはじめ、サラダやカレーなどのバラエティー豊かな料理やデザートがずらり!!食べたいものを、お皿に好きなだけ自分で盛り付けていくスタイルだった。
ちなみに筆者が着席したのは、オープン直後の11時。平日ということもあり、来店時は比較的席は空いていたが、12時頃にはほぼ満席となっていた。来店するなら11時頃が狙い目かもしれない。
■“好きな部位”を好きなだけ食べられる!
通常、ケンタッキーではフライドチキンやセットメニューを注文しても、好きな鶏肉の“部位”を指定してまでは選ぶことができない。しかし、“食べ放題”では、なんと好きな部位を好きなだけ選べることができた。
逆に何を選べばいいか分からなくなってしまったが、チキンのエリアでオリジナルチキンをパーツ別に紹介しているパネルを発見!パネルを見ながら、食べたい部位を選んでいった。
食べ放題で選べる部位は、キール、リブ、ウイング、ドラム、サイの5種類。パネルによると、キール・リブ・ウイングは脂少なめでヘルシー系、サイ・ドラムは脂多めのこってり系だそう。
チキンを選べることも嬉しいが、こうやって“自分で取れる”という体験も何だか楽しい。食べ放題ならではの経験に、思わずにんまり。
「せっかく選べるなら、ヘルシー系&こってり系の両方選んでおきたい!」という欲張り思考で、この日はヘルシー系のキール、リブ、こってり系のドラムをセレクト。個人的にチキンはカリッとした仕上がりが好みなので、各部位のなかでもカリッとした部分が多そうなチキンをお皿にお迎え。自分の好みの仕上がりを選ぶのも、ワクワク度が増して面白かった。
料理は約30種類!店舗限定の特製スープカリーは必食
チキンを選んだ後は、料理が並ぶエリアへ!そこには、カーネルクリスピーやエビグラタンなど約30種類の料理がずらり!ケイジャンチキンは希少部位の“肩小肉”を使用しているというこだわりっぷりだ。なかには、大学芋やミニパンケーキ、ビスケットなどスイーツ感覚で楽しめるメニューもあった。
まず最初に目をひいたのは、「ポテトの蒸し焼き」。実はこのメニュー、カーネル・サンダースが自伝に残したオリジナルメニューを再現したものらしい。先に食べた感想を伝えておくが、とにかくジャガイモがホクホク!チーズもたっぷりで、シンプルながら素材の旨味を堪能できるひと品だった。
次にお皿に盛ったのは、チキンとコーンがたっぷり入った「ガリバタチキンのピラフ風」。こちらも先に感想を伝えておくが、チキンの旨味とガーリックが相性抜群すぎる。通常の単品メニューにあったら、ヘビロテしているほどのヤミツキ感があった。
オリジナルチキンのために作られたという「特製スープカリー」。食べ放題のお店でしか食べられないという激レアメニューで、チキンと合わせることで“よりおいしくなる”というカレーなのだそう。こちらについては、のちほど紹介しよう。
料理を盛ったあとは、サラダエリアへ!レタスやブロッコリー、トマトなど新鮮な野菜がいっぱい。ドレッシングは、すりおろし野菜、すっきりレモンドレッシング、ノンオイルおろししょうゆの3種類から選ぶことができた。
ケンタッキーの定番メニュー「コールスロー」もかけ放題!ケンタッキーのコールスローをいえば、キャベツとにんじんをオリジナルのドレッシングに漬け込んで仕上げたロングセラー商品だ。大好きなので、たっぷりかけてみた。
チキンも料理も揃ったところで、いよいよ実食!ドリンクは、会計時に注文していたビール。生粋のビール党なので、チキンにはビールを合わせたかった。ちなみに、食べ放題の料金に、1,500円プラスすると、「アルコール全種類飲み放題」(生ビール・角ハイボール)をつけることができるらしい。
アルコールは単品注文も可能で、値段は生ビール450円、生ビール(グラス小)220円、角ハイボール400円。飲み放題で攻めるか、単品注文を選ぶか、その日のコンディションで決めてもいいだろう。
チキンは一番好きな「キール」から!個人的に、ケンタッキーだからこそ味わえる、“肉の食感”と“肉の旨味”が凝縮している部位だと思う。一口目からチキンのボリューミーさを実感。食べきれるか一瞬不安になったが、気にせず食べ進める。
かぶりついては、ビールを飲むを繰り返す序盤。チキンの量もビールの量も、気にせず心ゆくまで楽しめるのも、食べ放題ならでは。
チキンそのものの味を楽しんだあとは、「特製スープカリー」へ!チキンをスープに浸して食べるのが、オススメの食べ方なのだそう。浸してみると、チキンとカレーのコクが倍増!“味変”することで、さらにチキンを食べる手が止まらなくなった。
■スイーツはアレンジで攻めるのが正解!
スイーツは常時約7種類並ぶそうで、この日はストロベリーショートケーキやビターショコラ、プロフィットロールなどが並んでいた。
このようなスイーツも必食だが、食べ放題のお店では“アレンジスイーツ”というもっと必食のスイーツがあるそうだ。
それがこのビスケットを使ったアレンジスイーツ。
このビスケットに食べ放題メニューのひとつ、ソフトクリームをトッピング。
そして、かけ放題のハニーメイプルをたっぷりかける。
そんな流れで完成するのが、このアレンジスイーツだ。ほんのり温かいビスケットに冷たいソフトクリームとシロップがめちゃめちゃ合う!名古屋人の筆者からすると、あの名古屋でお馴染みの某有名喫茶店の看板スイーツを彷彿させる味わいだ。
アレンジスイーツを無事完食し、筆者の食べ放題体験は終わった。スタッフさんが「30分くらいでお腹がいっぱいになるお客様が多いですね」と話していたが、本当にそうだった。筆者も30分過ぎたあたりから、すでに“腹パン(お腹がパンパン)”だった。
チキンはもっと食べられると思ったが、料理が美味しすぎて、胃の空き容量を予想以上に料理に費やしてしまったことも反省点だ。次回来る時は、料理をセーブし、先にチキンを多めに盛り付けておくと、食べ放題をさらに楽しめるのかもしれないと思った。
『ららぽーと名古屋みなとアクルス』はプライベートで来ることもあるが、来る度、『ケンタッキーフライドチキン ららぽーと名古屋みなとアクルス店』は激混みだ。その理由は、好きな部位を選べることや多彩な料理が味わえることはもちろん、筆者のように、再び挑戦したくなる美味しさとワクワクにヤミツキになったリピーターも多いのだろう。
日本で3店舗しかない、ケンタッキーの食べ放題。胃の空き容量を確保するため、まずは朝食を抜いて、参戦することがオススメだ。
◎ケンタッキーフライドチキン ららぽーと名古屋みなとアクルス店
愛知県名古屋市港区港明2-3-2 ららぽーと名古屋みなとアクルス1F
平日/11:00~21:00 土日祝/11:00-22:00
https://search.kfc.co.jp/map/4331