--- 現在どのような業務を行なっていますか?
業界初の製造現場向けサブスクリプションサービス「IB-Mes」(https://uni-face.co.jp/ibmes/)の新しい機能を追加するにあたってクライアントサイドと呼ばれる、システムの画面デザインや表示処理に関する部分の開発を行っています。
--- ご自身が携わっているシステムについて教えてください。
インダストリー4.0やIoTという言葉が普及し、また昨今の新型コロナウイルスの影響や働き方改革・DXという言葉の浸透の影響もあって、製造業の方々もデジタル化に大きな興味を持っておられます。そのデジタル化を進めるにあたって、コスト面でシステム導入したくてもできない中小企業が多くいらっしゃいます。実際、これまで販売を行ってきたパッケージシステムは、システムだけでなくサーバーなどのハードウェアや、場合によっては現場の工事も必要で、導入に数千万、多いところでは億単位のコストがかかっていました。 当社で開発・販売していた「工場業務をデジタル化・IoT化できる工場の工程管理パッケージシステム【IB-Mes】」も、導入には1500万円程度のコストが掛かってしまいます。中小企業には、とても手の出せないものでした。日本を支えるモノづくりの9割以上が中小企業という製造業界に対して、このままのシステム形態ではとてもDXやデジタル化を進めることはできません。 そこで生まれたのが「IB-Mes」クラウド―サービス版です。「IB-Mes」クラウド―サービス版は中小製造業向けサブスクリプション工程管理サービスで、ユーザーの声をもとに日々機能改善・強化を行っています。
--- 好きなプログラミング言語とその理由を教えて下さい。
好みは特にありませんが、業務で使用しているJavaScriptとTypeScriptは慣れてきたと思います。サーバーサイドの開発に携わるべくc#やSQLの勉強も始めています。もともとクライアントサイドよりもサーバーサイドの言語に興味があるので、使いこなせるようになりたいと考えています。
--- エンジニアを目指したきっかけを教えてください。
前職の管理業務をしていく中で使用していたお客様用のポータルサイトで、使い勝手の悪さ、スムーズに入力できないデザイン、見づらいデザインに、ユーザーとしての不満や疑問を持ったことでした。最初は些細な「なぜ使いづらいデザインなのだろう?」という疑問が、毎日の業務を積み重ねていくうちに、徐々に「なぜ使いづらく作ったのだろう?」、そして「このシステムってどうやって作られているんだろう?」という興味へと変わっていきました。それまでシステムやITといった業界には無縁でしたが、改めて調べてみるととてもクリエイティブな世界で、漠然と言葉だけを知っている「プログラマー」や「システムエンジニア」といった職業が、急に身近な存在に感じられました。気が付くと、私の中で「システムを利用する側でなく、システムを開発する側となって、システムを利用する人の目線に沿ったモノづくりがしたい」という気持ちがとても大きくなっていました。 また新卒の頃から事務系の職種ばかりで、将来このまま続けて行けるのか不安を感じていたこともあり、手に職をつけるためにも転職を本格的に検討するようになりました。
--- いまの仕事を選んで良かったと思うことはなんですか?
以前の仕事では、会社の軸となるようなサービスそのものを作ったり、提供するような機会はありませんでした。しかし、現在は会社のメインサービスであるシステム開発に携わり、開発したシステムをユーザーに提供をする仕事になったため、仕事に大きなやりがいを感じられるようになりました。また、ワークライフバランスがよりよいものになったことも嬉しく感じます。 前職はシフト勤務で残業時間が月平均30時間あるなど、うまくワークライフバランスを保つことができませんでした。しかし、今の職場では残業時間は少なくなり週2回の在宅ワークのおかげで通勤時間もカットできて、自由な時間が増えました。自由時間を使って、勉強したり気分転換したりと、一日の充実度が上がったように思います。 自由時間には、開発をしていて分からなかったことを先輩に教えていただくことがまだまだ多いので、その復習や調べなおしをしています。また、読書したり好きなアーティストの動画を見ることでリフレッシュしています。
さらには、論理的な思考ができるようになったことも良い点です。 プログラマーとして働くことで、プログラミング的に物事を論理的に考えるように意識するようになりました。 そのおかげか説明も順序だてて進められるようになり、資料も簡潔にまとめられるようになったと思います。
--- 他の職業では体験できないことはありますか?
ユニフェイスは製造業向けシステムが主ですが、エンジニアとしてシステム開発をするという点では、業界や国を問わずサービスを提供できるところです。
--- エンジニアなら読んでおきたいと思う本を推薦して下さい。
「プリンシプル オブ プログラミング 3年目までに身につけたい 一生役立つ101の原理原則」です。ユニフェイスでは開発者ブログを公開しており、「新人エンジニアが読むべき本!5選」(https://hub.uni-face.co.jp/recommend-for-rookie-engineer/)という記事の中で紹介しているなかの1冊です。開発経験が浅くとも今日から実践できるルールも書かれているので、新人エンジニアの方はさっと読んでみるといいと思います。
--- どういった方がエンジニアに向いていると思いますか?
論理的思考から行動ができる人です
--- 今後はどのようなエンジニアを目指していきたいですか?
ITのプロフェッショナルとして、お客様にシステム開発からハードウェアまでトータルでよりよい提案とサービスが提供できるエンジニアになりたいと考えています。ユニフェイスは、ソフトウェア開発の知識だけでなく、製造設備や製造業の専門用語や業務フローなど、業界に密着した知識を持っています。 だからこそ、自分の将来像が目指せる理想的な環境を持つユニフェイスで一気通貫で携われるエンジニアを目指したいです。まだまだ勉強が必要なので、さらに技術力を身に着け、一日でも早く一人前の技術者になりたいと思います。 そしてゆくゆくは、プログラマーを目指したキッカケにもなった「システムを利用する人の目線に沿った」システムの提案や提供ができるようになれればと思います。
--- テレワークをしている頻度はどのくらいですか?
週2日です。
■ひとくちメモ
Q.貴方のビジネスツールで自慢の、またこだわりのあるものを教えてください
A,ノートアプリ「Notion」です。ドキュメントに開発の際に発生したエラーとその原因・解決策を書いたり、チェックリストで学習計画を立てたり、コードスニペットによく書くコードをメモしておいたりと、一つのアプリ内に見やすくまとめておけるので重宝しています。
Q.お仕事帰りに寄るお店とおすすめメニューを教えてください
A.基本的に寄り道することがありませんが、長時間座って仕事をしているので、運動不足解消のために1駅分歩くようにしています。
Q.よく遊ぶ場所は?
A.以前は名古屋駅周辺に行くことが多かったです。
Q.好きな休日の過ごし方はなんですか?
お家で一日中、本を読むことです。ひとりで美術館や映画を観に行くこと、友人と一緒にのんびりお茶をするのも好きです。
Q.最近行ってよかった映画、展示会、ライブなどは?
A,出掛けることがすっかり減ってしまっているのですが、エディ・レッドメインさんが好きなので「ファンタスティック・ビースト」の最新作は観に行きたいです。
Q.お仕事と関係のない今はまっているアプリは?
A.日記アプリ「引き出し日記」です。日々、気づいたことや感想、体調など、なんでもアウトプットする場として使用しています。日記アプリやメモアプリはいくつも試してきましたが、つぶやき感覚で気軽に書くことができ、機能がシンプルで見やすいデザインなのでお気に入りです。
Q. 理想の男性像を教えてください
A.一生懸命で応援したくなる人。