コンパクトデータセンターとして、サーバ、ストレージ、スイッチを統合したデルの「PowerEdge VRTX」

2013年6月6日

デルは同社が「コンパクトデータセンター」と位置づける、サーバ、ストレージ、スイッチを統合した新型サーバ「PowerEdge VRTX」(バーテックス、以下VRTX)を発表しました。

サーバやストレージを統合した垂直統合製品は、オラクルのExadataやIBMのPureSystemsなどに代表される高密度で高性能な大型製品を指向したものが相次いで登場しています。しかしVRTXは、専任のIT管理者がいないような事業所や支所において、複数のサーバや機器で構成されていたシステムを1台でまかなうことを想定したものです。

「オフィスや拠点に必要なITリソースは、VRTXでまかなえる」(エンタープライズ・ソリューションズ統括本部 馬場健太郎氏)

fig

中小規模拠点向けにサーバ統合や仮想デスクトップなど

VRTXには、Xeon E5-2600系プロセッサと最大768GBメモリを搭載したサーバを最大4台、3.5インチHDDを最大12本もしくは2.5インチHDDを最大24本で、最大45テラバイトのストレージを搭載可能。ストレージは各サーバからローカルドライブとして認識され、各サーバからストレージの全領域へアクセス可能。VRTX内で仮想化のライブマイグレーションも可能です。VRTXの筐体内にはネットワークスイッチも搭載しています。

ソフトウェアは、ハイパーバイザとしてHyper-VとvSphere 5.1に対応。Windows Server 2008、Windows Server 2012に対応。ラックマウントもしくはタワー型で床置きなどにも対応。最小構成モデルで133万8000円から。

デルはこのVRTXを基盤にして、中小規模拠点向けのサーバ統合や仮想デスクトップのソリューションなどをビジネスパートナーと展開していきたい意向で、そのための検証環境の提供や共同マーケティングなどを進めていくとしています。

あわせて読みたい

サーバ ハードウェア DELL




タグクラウド

クラウド
AWS / Azure / Google Cloud
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウドのシェア / クラウドの障害

コンテナ型仮想化

プログラミング言語
JavaScript / Java / .NET
WebAssembly / Web標準
開発ツール / テスト・品質

アジャイル開発 / スクラム / DevOps

データベース / 機械学習・AI
RDB / NoSQL

ネットワーク / セキュリティ
HTTP / QUIC

OS / Windows / Linux / 仮想化
サーバ / ストレージ / ハードウェア

ITエンジニアの給与・年収 / 働き方

殿堂入り / おもしろ / 編集後記

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本


<!- script for simple analytics events -->