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仙台高裁口頭弁論

kage

2018/03/21 (Wed)

仙台高裁口頭弁論

 ナセバの一階工事は10月~11月で完成する契約で進められたが、完成は翌年の3月末になるという、すこぶる大幅な工事遅滞が発生した。
 この工事遅滞に対し、3,000万円の追加工事料を支払った安倍三十郎市政を違法とする裁判の第2回口頭弁論が3/20仙台高裁で開かれた。

 10月~11月の工事が遅れたのは、『「①12月~翌年1月の大雪が原因、②職人不足が原因」のため請負業者に責任がない』と言うのが市側の主張だが、『10月~11月の工事に「12月に雪が降ったから遅れたのだ」とは理由にならない。工事遅滞の原因は「一階の壁柱工法に対処できなかった請負業者の責任である」』とするのが当方の主張である。

 驚く事に、山形地裁の第一審では行政側の主張を100%認め、当方の敗訴となったが、控訴した仙台高裁の第1回口頭弁論での裁判長は「市側の工事遅滞理由に合理性が無い。次回まで、工事遅滞の合理的理由を述べよ」との教示により開かれた第2回仙台高裁口頭弁論だ。
 
 当日これまた驚いた事に、市の代理人である弁護士は「10月~11月の工事で完成する予定の、一階工事が遅れたのは、壁柱工法に対処できなかった請負業者技術不足が原因である」とする当方主張に対し、「12月にこれ程雪が降りました」とする資料と、米沢市以外で職人不足が有りました」とする厚さ3㎝程もある資料を提出してきた。
これに裁判長は小生らに「反論はありますか」との事だったので「次回反論します」と答えて閉廷した。

 10月~11月の工事に「12月に雪が降ったから遅れたのだ」との理由には馬鹿らしくて反論する気にもならないが、米沢市以外の職人不足も理由にならない。
 それは、同時期に同工事規模の市立第四中学校が予定通りに完成している事や、市が発注した公共工事に遅滞が無く、ナセバ工事以外に追加工事料の支払いが無かった事と、そもそも工事発注前から「3.11の地震」と「四中工事と重なる」事から人手不足が懸念され、鈴木彰郎元市議や海老名悟市議から「職人不足から工事遅滞を起こさないか」とする質問に対し、「職人不足を織り込んだ工事計画である」として始めたナセバの工事であるから、今更「職人不足」と泣き言を言う業者に3,000万円もの追加工事料を支払う合理的理由は無い。

 次回の第3回仙台高裁口頭弁論は6/20に行われる。

この記事へのコメント

kage

今日から3連休、現役を引退した身にとって連休は関係なくなりましたが、暇を持て余して鬼の会の過去の記事に目をとおして見ました。
 行政側が恥も外聞もなく工期遅れの原因が「人手不足」と主張しているようですが、平成26年多くの市民が周知しながら、事業主体者の当局が知らなかったの地下埋設浄化槽の撤去工事で、工事費の増額・工期延長等が3月市議会に上程された際、付託された産業建設常任委員会で当局担当職員は、1・2・3階の工事が冬期間の工事となる、障害物撤去工事の為工事が中断、予定していた職人が離れてしまった、そのため中断期間に加えて3カ月余分に工期延長しています、平成27年12月完成の工期は人手不足を織り込み済の工期でした。
 質問した渋間委員が県議に転出・選挙で委員が入れ替わり、無責任な委員がそろう中で過去の委員会議事録に目を通す委員はいないだろうとの見込みで、当局は人手不足が新たに発生したかの様に委員会説明を行い、委員会の了解を得ています。
 ぜひこの時の議事録を入手して裁判の証拠として提出し、当局の3枚舌を暴いてください。
 控訴審の健闘を祈ります。

Posted at 16:18:37 2018/04/28 by 万世村人

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