私は「何当たり前のこと書いてんだ?」って思ったけど、ブコメを見る限りでは結構否定的に思う人がいるようだ。まぁ、ネットの世界は「正しけりゃ誰が何と言おうと正しい」的な空気があるので、それはそれで当然かも知れないが。
私は件のエントリは肯定的だ。「正しいこと」は多くの人の支持を得ているはずだからだ。
と書くとすぐ「ガリレオはどうだった」的なことを言う奴がいるけれど、そーゆーのはむしろ特異な例で、「みんなの意見」は案外正しいものだ。また、世の中理屈で白黒つくものはあまりなくて、支持者の数が正さということは結構ある。白黒はっきりつくものであっても、「正しいこと」であれば多くの人が支持していることが多い。
だからこそ、「乱暴な言葉遣いの人」は無視しても平気なのだ。「正しい」ことであれば、「乱暴な言葉使いの人」の言葉なんて聞かなくても、早晩自分のところに届いて来る。いや、たいていは既に届いていて、「乱暴な言葉使いの人」の「正しさ」は、
多数意見の一つ
でしかないことの方が多いはずだ。あくまでも確率の問題だけど。
だから、「精神衛生」を理由として、自分の嫌いな人や自分の嫌いな言い方をする人を避けるのは、全く正しい。「正しくも不快なことを我慢して聞く」なんてのは、一番精神衛生に良くない。状況によっては鬱の元だ。そう考えればむしろ、
どれだけ正しいことを言っていようと、
言い方が不快な人の言葉は聞くな
と言ってもいい。こと、ネットに関しては、これを通したところで損なぞしない。「正しいこと」なら、早晩届いて来る。不快な奴の言うことまで我慢して聞くことはない。
PS.
消毒たんがちょうどいいことを書いてくれたので嬉しいw
「不快なことを言う奴は黙ってろ」と言っているわけではない。届かないとなれば、カジュアルに不快なことを言う奴は減るだろうが、本当にそれを言いたい奴は残る。それで十分だ。
「多数決とはおめでたい」的なブコメがあったのだが、「社会的なこと」ってのは、
どんなに正しそうに見えることでも、
大衆の支持がなければ価値がない
ことが少なくない。「大衆」がおかしく見えたら、まずは自分の判断力を疑うべきで、次は「なぜそうなってしまったのか」を考えるべきで、「それは間違ってる」と思うのはその次だ。あくまでも確率の問題だけどね。
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