はてブにあった他のページのコメントに、
へのリンクが貼ってあったものだから、意外なところからアクセスが。しかもネタ元がMatzのところだとゆーのがシュール。kkanoさんのコメントに、
> PHPユーザの大半は中盤でスキルアップを止めてしまうから。そのうち「2000億行もの負の遺産――COBOLコードの近代化はどのように進めるべきか」のPHP版が出てくるぞ。
なんてことが書いてあったりで、なんとなく「だから言わんこっちゃない」的つーか「ほーらね」的つーか。
私はPHPという言語は書けないことになっている(謎)ので、良いだ悪いだと言うつもりはない。私は$を多用する言語はあまり好きでないないので、それだけで拒絶反応が出ちゃうんだけど、よく考えたら自分でスクリプト言語作っても、$に意味を持たせる仕様にしちゃうから、あんまり$だけで言語をとやかく言っちゃいけないな^^;
まーそういった個人的な趣味としては、PHPはあまり友達付き合いしたいと思わない言語なんだけど、世の中にはそれなりに使われていて、いろいろな問題を起こしつつも広く普及している。置かれてる状況とか、業界周辺に漂う気配を見ると、
webアプリのCOBOL
みたいに見えないこともない。まぁここであれが似ているこれが似ていると一々挙げるのはナンセンスとゆーもので、あくまでも「なんとなく似た空気がある」というだけなんだけど。
なんて書くとまたフレーム起きるのかな。でも、1時代前に猫も杓子もCOBOLプログラマになったり、COBOLプログラマをかき集めてプロジェクトやったり… なんて状況と、あまりに似てるという気がしてならない。いい加減なプロジェクトが多いとか、いい加減なプログラマが多いとかってのも似てる。
でも、それは別に言語のせいじゃない… とかって一々書くのは面倒なんで、
$ sed -e 's/COBOL/PHP/g' < http://www.nurs.or.jp/~ogochan/essay/archives/1024
ってことで。
これはPHPを弁護してる(マンセーしてる?)他の人達の言ってることにs/PHP/COBOL/gってやっても同じだし、Rubyだってまぁそうだろう。
ただCOBOLもそうなんだけど、結局その言語の評価ってのは、「どんなシーン」で「どんな人達」が使っているかということでほとんどが決まってしまう。PL/Iや4GL達(「やJava」と書きたい私がいる)みたいに言語そのもののスジが悪いなんてことは、そうそうない。
RoR以前のRubyはマイナーであったがゆえに「デキる人」だけが使っていたけど、RoR以後は猫杓子になってしまって、デキない人も参入してしまった。結果、いや〜な空気を漂わせている部分もあったりする。そして、その「いや〜な空気」あたりが元で、言語の評価まで下がってしまう。もちろんそれはRubyが悪いわけでも、RoRが悪いわけでもない。PHP周辺にも「いや〜な空気」あるからdisられたり、disりでなくても「ダメ」とか言われちゃったりするけど、まぁそれもPHP自身のせいじゃない。
やーだから結局、そういった「いや〜な空気」周辺なんてのは、
COBOLのそれと同じ
なんだってば。だから「COBOLは負の遺産」とか言ってた奴等は、結局は天に唾してただけなのさ。
まぁそれだけ普及して、有象無象も参入したってことで、慶ばしいことではないかという気もする。そりゃーデキる奴しか使わない言語だったら、そんなことにはならないんだろうけど、それはマイナーと言ってるのと同じだし。
うちのプログラムの師匠によれば
C言語も「デキる人」だけが使っていた時代は最強だし、C言語マンセーと思ったけど
いろんなのが入ってきて派遣が投入される時代になったら
とたんに最悪の言語扱いされるようになったな。
とか…。しまいには某藤原さんの「Cプログラム診断室」に載っているコードですら美しく見えるようなひどいのばかりになったと。
まーそれは「流行ってる言語」「金になる言語」の宿命でしょうね。
逆にCOBOLは昔ほど流行らなくなったお陰で、本当にロクでもない奴は減ったなって感じ。昔は酷かったからねぇ…