優等生・協和キリン、生みの苦しみ 米新工場に秘めた狙い
優等生・協和キリン、生みの苦しみ 米新工場に秘めた狙い
協和キリンが再成長への軌道を描き切れないでいる。盤石な財務を持ち収益力も高い業界の優等生だが、人材の不足や臨床試験(治験)の中止で、次世代の稼ぎ柱となり得る新薬の創出が進まない。M&A(合併・買収)や事業提携を活用して、新薬候補を生み出せるか、市場は注視している。
「クリースビータをはじめ主要製品は各地域で着実に成長を続け、利益に貢献している」。10月に開かれた投資家向けの決算説明会で、川口元彦…