群馬県、災害トイレ3台導入でクラウドファンディング
群馬県は災害時に派遣可能な移動式トイレコンテナ3台の導入にあたり、クラウドファンディングで資金募集を始めた。平時は県内3カ所の公園などで利用し、災害時に被災地に派遣する。目標金額は3400万円で、期間は2025年2月12日まで。
導入するトイレコンテナは、平時は高崎市の「観音山ファミリーパーク」、渋川市の「木暮組スポーツパーク赤城」、太田市の「ぐんまこどもの国」に設置し、各施設の来場者が利用できる。県内の北部、西部、東部に配置することで、県内35市町村に1〜2時間で派遣できるほか、他県への派遣もにらむ。
トイレコンテナの導入費用については、すでに予算化されているが、「災害時のトイレ環境の重要性を考えるきっかけにしてもらえるように」(山本一太知事)として、クラウドファンディングで費用の一部を募る。
2023年3月に導入した現行のトイレトレーラーでは22年9〜10月にクラウドファンディング募集を実施。目標額730万円に対して190件914万5000円が集まった。