関電の電力需要、今夏最大 他電力に緊急融通要請
関西電力は22日、猛暑で電力需要が急増したため、中部電力など4社に対して同日午後1時から午後5時まで最大50万キロワットの緊急融通を要請したと発表した。内訳は中部電と中国電力から20万キロワット、北陸電力と四国電力から5万キロワットをそれぞれ供給してもらう。
午後1時台の電力需要は2805万キロワットと、東日本大震災以降で最大を記録した。くわえて関電の南港火力発電所3号機(大阪府)がトラブルで出力抑制するなど供給不安が高まり、他電力に融通を依頼した。関電によると、午後2時台の電力使用率(供給力に対する需要の割合)は96%に達したもようだ。