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朝青龍謝罪、ひたすら頭下げ
- 大勢の報道陣の前で、深々と頭を下げる朝青龍(左)と高砂親方
横綱朝青龍(27=高砂)が、引退勧告の土俵際で残った。11月30日、成田空港着の航空機でモンゴルから93日ぶりに来日。48分間の謝罪会見で品格を磨いて一から出直すことを宣言した後、横綱審議委員会に出席した。横審では約20分間、伏し目がちで精いっぱいの反省の態度を見せ、厳しい態度で臨んだ横審メンバーに「今後も見守る」と言わしめた。今日1日に九州へ移動し、2日から4日までの冬巡業に参加。この日の反省の姿勢が本物か、今後の態度が注目される。
威圧感を消し、朝青龍はひたすら頭を下げた。謝罪会見後、非公開で行われた臨時横審。師匠の高砂親方(元大関朝潮)とともに横審メンバー9人と対峙(たいじ)したが、顔を上げることはできなかったという。約20分間のやりとりを、4日前に「朝青龍は私の中では引退した人」と言った内館委員が説明した。
内館委員 私からは「あなたは、本当にひどいことをしたのですよ」と言いました。横綱はうつむいたまま「はい」と答えました。終始、視線を合わせず、伏し目がちでした。ふてぶてしくくると思ったのに、あれは1つの反省の態度の表れ。今日の気持ちを忘れないでほしい。これから見守りたいと思います。
同委員だけでなく、「説明の中身次第では引退勧告する」と宣言していた前委員長の石橋義夫委員も「横綱は『今後、一生懸命努力します』と言った。これでモヤモヤが晴れた」と態度を変えた。海老沢勝二委員長は「寛容な精神を持っていきたい」という言葉で、メンバーとしての考えを示した。過去の現役横綱の横審出席は、7勝8敗と負け越した99年秋場所後の3代目若乃花だけで、史上2人目の不名誉。横審の内規では、出席委員の3分の2以上の決議により「引退勧告」もできたが、朝青龍はこの危機を反省の態度を示して乗り切った。
約48分間の謝罪会見でも、非を認め、今後の態度、行動の改善を約束した。冒頭で「皆さまにご迷惑をおかけしました。心からおわび申し上げます」とあいさつ。夏巡業の休場届を出しながら、モンゴルでサッカーに興じたことを「政府の人に誘われて出たことですが、自分が悪く責任があります。処分は仕方ないと思います」と説明した。全治6週間と診断されながら、サッカーで軽快な動きを見せたことによる仮病疑惑には「本当に体は痛かった。無理をしてサッカーをやった」と質問者に鋭い視線を向けて否定した。
引退する考えはなかったという。「相撲が大好きだから」。今後については「一から頑張りたい。力だけではなく品格の面も磨いていきたい」と約束した。
問題発覚前は、気に入らない記者の質問に悪態をつくこともあったが、この日は大人の態度で通した。だが、ある協会幹部は「ここで約束した以上、これからはより見る目が厳しくなる。初場所まで日本でけいこするのか、しっかり監視しないといけない」と指摘した。横綱の出場停止処分そのものが前代未聞。今後、新たな問題を起こせば解雇に追い込まれる。朝青龍自身も「それは分かっています」とうなずいた。【柳田通斉】
[2007年12月1日9時43分 紙面から]
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