徳島ヴォルティスDF馬渡和彰(25)が、ジェフユナイテッド千葉戦の前半、ボールボーイに対し、乱暴な振る舞いをして1発退場となった。
馬渡は前半14分、自陣から左サイドに蹴り出されたロングボールに向かって前線に走ったが、千葉GK佐藤優也にボールを蹴り出された。その後、ボールボーイから渡されたボールを投げ返し、肩を小突くようなそぶりを見せ、高山啓義主審からレッドカードを提示された。
馬渡は試合後、報道陣の取材に応じ、退場時について「ボールを早くもらって、リスタートしたかったんですけど、もらえずに、ちょっと軽率な行動が出てしまった。『持っていたボールをちょうだい』と言ったら、目をそらして明らかに遅らせる行為があったので、ああいうふうになってしまった」と、ボールボーイから、すぐにボールをもらえなかったことで怒ったと語った。
ボールボーイにボールをぶつけるような行為をしたことについては「(ボールを)ポンって渡してくれたんですけど、その時の僕の感情がバーッと出てしまった。『遅いよ!!』と言った」と振り返った。
試合後は、自ら申し出てマッチコミッショナー同席のもと、ボールボーイに謝罪したという。ボールボーイからは「また、頑張ってください」と言葉をかけられたといい「(ボールボーイの)顔を見て、しっかり謝りたかった。それだけです」と語った。
馬渡は最後に「サッカー選手として、ああいう軽率な行動は反省しないといけない。しっかりと反省して今後の行動で示したい」と言い、スタジアムを後にした。【村上幸将】